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ポケットにシアタールームを。ARグラス「VITURE Beast」実機レビュー。映画視聴、格闘ゲームとの相性は?

著者: 佐藤彰紀

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ポケットにシアタールームを。ARグラス「VITURE Beast」実機レビュー。映画視聴、格闘ゲームとの相性は?

筆者は一人で家にいるとき、映画鑑賞やゲームを趣味としています。好きなNetflixドラマは「クイーンズ・ギャンビット」。格闘ゲームでいえば、今ハマっているのは「ストリートファイター6」です。

家の24インチディスプレイで楽しむ映画やゲームに十分満足していたのですが、今回レビュー用に提供していただいた「VITURE Beast」を使うと、これまでの体験が一段上にアップデートされました。

実際にNetflixで映画を一本見ると、その体験はまるで“自宅で楽しめる映画館”のようでした。個人的には映画館の良さは、やはり迫力のある巨大なスクリーンと重厚な音響設備にあると思っています。その点VITURE Beastを使うと、ARで眼前に巨大なスクリーンが表示されるほか、Harmanのオーディオが上質なサウンドを奏でるので、擬似的に映画館にトリップできるのです。

また、「ストリートファイター6」のようなレスポンスが重要なゲームをプレイしても、遅延を感じにくくレスポンスも良好。 

本記事では、ARグラスの中でも注目度が高い「VITURE Beast」について、体験をベースにその実力を詳しくチェックしていきます。

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VITURE Beast本体。レンズの内側に、映像投影用のレンズが仕込まれています。

大画面を仮想スクリーンに表現するVITURE Beast

近年はARグラスや、スマートグラス、AIグラスなど、何かの機能がついたサングラスに近い形のウェアラブルデバイスが数多く出現しています。今回レビューする「VITURE Beast」は、その中でもARグラスのカテゴライズされます。

AR(Augmented Reality)グラスは、直訳すれば「拡張現実グラス」。これはつまり、現実の視界の中にバーチャルなものや映像を重ねることができるデバイスです。

ARグラスの得意分野は、「大画面での映像視聴」や「現実への情報・映像の重ね合わせ」などが挙げられます。VITURE Beastも例に漏れず、擬似的に大画面を投影できるのが大きなポイント。特に映像のクオリティが高いと感じます。

きれいな巨大スクリーンを投影

VITURE Beastは、4m先に174インチの相当の巨大スクリーンを実現すると公称しており、実際に見ても4~5m先にそのくらいの大きさのスクリーンがあるように感じられます。最大解像度は1200p(1980×1200)とフルHDを上下方向に引き伸ばした形です。

さらに視野角は58度と、ARグラスの中でも屈指の広さがあるので、映像が見切れづらいのもうれしいポイント。ただ、正直な感想を言えば、視点を画面の端に動かすと映像が少しだけぼやけて見えます。鮮明に見えるとまでは行かないので、その点は注意が必要です。

ARグラスは、視界の中に映像を映し出すものなので、映像を見ているときにどうしても周囲の人やものが気になってしまうことがあります。VITURE Beastはこれを低減するために、9段階の電子調光機能を備えており、映像に集中したいときは、スクリーン以外の視界を暗くすることが可能です。最大輝度1250ニトの明るいディスプレイと電子調光のおかげで、周囲がほとんど気にならないくらいです。

さらにスクリーンから目を離すと自動で明るくなり、周囲が見えるようになっているので、スマホの通知を確認するのもシームレスに行えます。

16:9の一般的なスクリーンを投影できるほか、ウルトラワイドスクリーンにも対応しています。 画像⚫︎VITURE

3DoFでスクリーンを固定配置

VITURE Beastは、標準で3DoFに対応します。そのため、首を振ったり、傾けたりしても、スクリーンの位置が固定されます。 これによって、空間上に浮いているスクリーンを作り出すことができるというわけです。見え方は、その場にテレビを置いているような感覚といえば伝わるでしょうか。

もちろん、画面を固定せずに頭に合わせて動かすことも可能です。しかし、その状態で長時間使っていると酔いにつながりますし、映画体験をするにはやはり固定されていたほうが自然で快適です。ゲームプレイ時にも同じことを感じました。映画館やディスプレイなどのようにその場にあるように見えると、より自然な感覚で映像を見ることができます。

3DoFのおかげで首を振ってもスクリーンの位置は変わりません。画像⚫︎VITURE

さらに、VITURE Beastは今後のアップデートによって6DoFへの対応を予定しています。6DoFは3DoFから一歩進んだ技術で、ディスプレイを“その場”に固定することが可能です。つまり、表示したディスプレイに近づいて覗き込んだり、といったことも実現します。競合のARグラスは3DoFのものが多く、6DoF対応していても外付けのオプションパーツが必要なことがほとんどです。一方、VITURE Beastには標準で提供されるとなると、アップデートへの期待が高まりますね。

映画鑑賞を支えるHarmanのオーディオ

映画を見るなら映像だけでなく、サウンドも重要な要素の一つ。VITURE Beastはここにもこだわりがありました。

グラスのツルの部分に搭載されたHarmanのスピーカは、音がいいだけでなく、立体的に感じます。開放型のスピーカなので音量を上げると音漏れしますが、ある程度絞っても立体感は維持されます。試しにオフィスで使ってみたところ、隣に座る編集部員は音が鳴っていると気づきませんでした。

なお、音漏れがどうしても気になるという人はイヤフォンとの併用がおすすめです。

グラスをかけたとき、スピーカはこめかみと耳の間あたりに位置するように設計されています。




VITURE Beastで変わる映像体験

映画鑑賞

個人的には、映画をソファやベッドで寝そべりながら見れるのがARグラスの最大の利点だと感じています。休日に必要な家事を終えて、まったりする時間を彩ってくれるのが本機の最大の魅力と言っても過言ではありません。

使用方法も簡単で、iPhoneに専用アプリ「SpaceWalker」をインストールして、付属のUSB-CケーブルでVITURE Beastと接続するだけです。これでiPhoneの画面がスクリーン上に投影され、Netflixなどの動画を再生ボタンを押すと、巨大スクリーンでの鑑賞が始まります。

調光を最大まで暗く設定すれば、クリアなサウンドと映像に没入していくことができます。個人的には、プロジェクタを使ったホームシアター以上の体験だと感じました。

一つだけ気になる点があるとすれば、長時間の使用で、グラス本体が熱をもってしまうこと。ARグラスは、本体で映像処理を行っているので仕方がないところではありますが、VITURE Beastもやはり発熱は避けられないようです。

ゲーム体験

対戦ゲームが好きな私が一番重視しているポイントは、映像の応答速度。コンマ1秒の遅れが勝敗を分けることだってあるのですから、妥協はできません。

PCで遊んでいる「ストリートファイター6」を、VITURE Beastに投影して検証しました。あくまで個人の感覚なのですが、応答速度は申し分ありません。普段使っているディスプレイと比較しても同じようにプレイできます。

また、ゲームを遊んでみてはじめて気づいたことなのですが、スクリーンを固定する位置を自由に設定できるのは重要なポイントです。位置が自由に動かせないディスプレイでは、視線を向けるために姿勢を崩してしまうことがありましたが、VITURE Beastでは、正しい姿勢を作ってから、その姿勢で見えるところにスクリーンを固定できるのです。一時期は腰痛で整形外科に通っていた筆者としては、ありがたい機能です。

ゲーム体験もかなりハイレベルだと感じましたが、一点悔しかったポイントもあります。、筆者はかなり乗り物酔い・3D酔いがひどい体質なのですが、長時間のゲームで頻繁な視点移動をしていると少しだけ酔ってしまうことがありました。慣れの問題もあると思うので、ここはもう少し検証していきたいところですね。

公式サイトでVITURE Beastを購入すると、特典としてVIUTREと8BitD0がコラボしたオリジナルコントローラがもらえます。Xboxレイアウト、Switchレイアウトの2種類から選べますが、数量限定・先着順です。

VITURE Beast総評

VITURE Beastは、映画を自宅で本格的に楽しめるだけでなく、ゲームにおいても遅延を感じにくく快適にプレイできる性能を備えています。さらに、姿勢に縛られず自由な体勢で使える点も大きな魅力で、場所を選ばずエンタメを楽しめる利便性の高さも印象的でした。

単なる「大画面を持ち運べるデバイス」にとどまらず、日常の視聴体験やゲーム体験そのものを一段引き上げてくれる存在です。

またiPhoneと接続することで、飛行機や新幹線などの移動中にも使用できるので、映像やゲームの満足度を場所を問わず高めてくれます。

VITURE Beastは「日常をアプデするデバイス」という表現が、ピッタリだと感じました。

繰り返しになりますが、現在、6月30日までVITURE Beastに使える10%オフのクーポンを配布中。下のボタンから公式サイトにアクセスして購入すると、自動でクーポンが適用されます。Amazonで検索して購入する場合も、クーポンコード「MACFAN2026」の入力で同じく10%オフになります。




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著者プロフィール

佐藤彰紀

佐藤彰紀

『Mac Fan』編集部所属。ECサイト運営などの業務を経て編集部へ。好きなものは北海道と競技ダンスとゲーム。最近はXR分野に興味あり。

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