近年ではモバイルバッテリの危険性が報道されることも多くなりました。では、安全なモバイルバッテリを選ぶにはどうしたらいいのか。その答えの1つが、内蔵する「電池」を選ぶこと。
その技術的な背景や、モバイルバッテリが発火する理由などを、TORRASの開発者·陸 銘毅(ルー・ミンイー)さんに取材しました。本記事では、その取材を元にした解説と、「MiniMag Pro」の製品レビューをお届けします。
モバイルバッテリの発熱・発火が不安…
1984年に登場した初代Macintosh以来、ずっとApple製品を愛用してきた筆者。いわゆる筋金入りの「Apple信者」です。普段はMacBook Airをメインに使っていますが、外出先ではiPhoneが頼れる相棒。地図を見たり、写真を撮ったり、SNSをチェックしたりと、一日中フル稼働しています。
ただ、こうした使い方をしていると、どうしても夕方にはバッテリ残量がピンチに…。そんなときに欠かせないのがモバイルバッテリです。新製品が出るとつい購入してしまい、気づけば用途に応じて使い分けられるほどのモバイルバッテリに囲まれています。
ところが最近、少し気になっているのがモバイルバッテリの発熱や発火に関するニュース。2026年4月からは、相次ぐ事故を受けて機内での使用が禁止されるなど、規制も強化されています。「今使っているモバイルバッテリは本当に大丈夫だろうか」「これから選ぶならどれが安心なのか」と不安に感じている人も多いはず。筆者もその一人です。

画像:国土交通庁
そんな中で、担当編集の中臺さんに勧められたのが、TORRASのモバイルバッテリ「MiniMag Pro」。“半固体電池”という次世代技術を採用し、安全性を高めた製品です。さらに、持ち歩きたくなるデザインやMagSafe対応の使い勝手のよさも備えているとのこと。これはもう、試してみるしかありません。
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なぜモバイルバッテリは発熱・発火するのか?
そもそも、なぜモバイルバッテリは発熱や発火を起こすのでしょうか。
現在、市場に出回っているモバイルバッテリの多くは「リチウムイオン電池」を採用しています。リチウムイオン電池は、プラス極とマイナス極の間をリチウムイオンが移動することで充放電を行う仕組みで、その際に使われる電解質が「液体」であることが特徴です。
この液体電解質は、イオンの動きが活発になるため効率よく充放電できる一方で、いくつかのリスクも抱えています。たとえば、強い衝撃や圧力によって一気に発熱し、発火につながる可能性があります。また、製造時の小さな欠陥や経年劣化、過充電・過放電なども発火の原因になってしまうのです。
「半固体電池」とリチウムイオン電池の違い。なぜ安全なの?
こうした背景から注目されているのが、「半固体電池」です。半固体電池は、従来の液体だった電解質をゲル状(半固体)にしたもので、液漏れが起こりづらいのがポイント。さらに、内部でショートが起こっても液体電解質よりも緩やかに反応が進むので、熱暴走のリスクも低減しています。
このように安全性は高いものの、価格という面では課題もあります。製造工程が複雑なためコストが上がりやすく、量産技術もまだ発展途上のため、同容量のリチウムイオン電池搭載バッテリと比べると、どうしても価格が高くなりがちです。
また、低温環境では出力が落ちやすいという課題もあります。これは、電解質がゲル状のため、液体に比べてイオンの動きがやや鈍くなるためです。
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半固体電池を採用。TORRASの「MiniMag Pro」ってどんな製品?
半固体電池の安全性は理解できたでしょうか? では、そんな半固体電池を採用した「MiniMag Pro」について深掘りしていきましょう。
まず目を引くのは、5000mAhの容量でありながら厚さわずか8mmという薄さ。同等のスペックを持つ他社製品と比べても約40%スリム化されており、業界トップクラスのエネルギー密度を実現しています。
また、MagSafe対応なのでiPhoneの背面に磁力吸着しますが、そのスリムさにより、チャージしながらiPhoneを操作しても邪魔になりません。

ちなみに、陸さんによるとTORRASのモバイルバッテリでもっとも人気の高い容量は5000mAhだそう。充電効率を約80%と考えると、iPhone 17 Proなら約1回分、iPhone 17やAirならそれ以上チャージできます。

デザイン面でもiPhoneとの一体感が重視されています。カメラレンズに干渉せず、iPhoneの横幅内にしっかりフィットするサイズ感もグッドです。

モバイルバッテリの発熱は、iPhoneのバッテリ寿命にも関わる
高い安全性を備える半固体電池。それなら各社がそれを採用したモバイルバッテリを作ればいいのでは? その疑問はごもっとも。しかし、開発における技術力や品質管理が課題となり、そうも簡単にはいかないようです。
電池の特性を引き出しながら、ユーザが日常的に使えるクオリティに仕上げるには、いくつものハードルが存在します。とくに重要になるのが、充電速度と発熱のバランスです。
MiniMag Proの開発でも、まず課題として浮上したのは「より高速に充電すること」。これはユーザ体験に直結し、競争力の核となる要素です。一方で、充電速度を引き上げるほど発熱は大きくなってしまいます。そのため、外装温度の上昇を抑える設計が求められました。
単純に出力を上げるだけであれば実現手段はあるものの、それでは手に持ったときの熱さや安全性に課題が残ってしまう。製品として成立させるためには、スピードを維持したまま「熱くならない状態」を作る必要があります。
ちなみに、発熱抑制の利点は、使用感を高め、発火を防止するだけではありません。ワイヤレス充電時の熱を抑えることで、それと密着するiPhoneの内蔵バッテリへのダメージも軽減できるのです。
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釘を刺しても発火しない。TORRASによる半固体電池のテスト
半固体電池の技術的な話を聞いただけでは、その安全性にピンとこない人もいるでしょう。そこで注目したいのが、TORRASが行っている安全試験です。
MiniMag Proでは、「釘刺し試験」が行われています。これは文字どおり、バッテリに釘を刺して内部に強制的なダメージを与える試験です。
半固体電池を採用するMiniMag Proは、釘を刺しても発火せず、このテストをクリアしています。

画像:TORRAS
さらに、バッテリがフル充電から完全放電までのサイクルを何回繰り返せるかも、モバイルバッテリ選びの重要な指標となります。MiniMag Proは、一般的な基準と比較して2倍以上のサイクル性能を確保しており、繰り返しの使用でも性能を維持しやすい設計です。
モバイルバッテリは消耗品である以上、この差はそのまま「使い続けられる期間」の違いにつながるといえます。
加えて、実用性に直結するのが動作温度の広さですが、本製品は-20度から45度までの環境に対応しており、真冬の屋外から真夏の高温環境まで、幅広いシーンで安定した使用が可能です。

画像:TORRAS
MiniMag Proは、デザインと使い勝手もぬかりなし!
MiniMag Proは、安全性や性能だけでなく、その美しいデザインも魅力です。カラーは月灰(Lunar Gray)、島青(Ocean Blue)、星雲(Stellar Pink)、雲紫(Cloud Purple)の全4色展開。




また、一般に樹脂製のボディを用いることが多いモバイルバッテリですが、MiniMag Proはアルミ合金を採用。シャープな印象と高級感があり、使いたくなる魅力があると感じます。
MagSafeの吸着力も強く、貼り付けたまま片手でiPhoneを操作したり、通話をしたりしても、ズレることはありませんでした。

MiniMag Proは、「身軽さ」と「安心」を両立する1台!
MiniMag Proは半固体電池を搭載し安全性に優れているうえ、デザインも美しくカラバリも豊富。実用性と機能性、そして使う楽しさまである魅力的なプロダクトです。
モバイルバッテリを多数所有する筆者にとっても、「MiniMag Pro」はまず手に取る1台になっています。新しいモバイルバッテリを探している方はぜひ、選んでみてはいかがでしょうか。

製品仕様
| 商品名 | MiniMag Pro |
|---|---|
| 価格 | 1万999円 |
| 重さ | 118g |
| サイズ | 102(W)×8.5(H)×69.6(D)mm |
| 出力電力 | ワイヤレス出力:最大7.5W、USB-C出力:20W |
| 容量 | 5000mAh |
| ポート仕様 | USB-C |
| 認証 | PSE認証/3C認証 |
※本記事は楽創未来とのタイアップです。
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