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【R藤本のゲームレビュー】 名作RPG「FF」がApple Arcadeに登場。ファイナルフラッシュじゃない。「FINAL FANTASY」だ!

著者: R藤本

【R藤本のゲームレビュー】 名作RPG「FF」がApple Arcadeに登場。ファイナルフラッシュじゃない。「FINAL FANTASY」だ!

さあ貴様ら! 2025年も、このベジータ様がiPhoneでゲームアプリを遊んでやるぞ!

喜ぶがいい。何と、あの「FF」シリーズがApple Arcadeに登場だ!

勘違いするなよ? 「FF」といってもこのオレの必殺技・ファイナルフラッシュじゃない。地球を代表するRPGの1つ「FINAL FANTASY」だ!

実はこのオレ、FFシリーズでもっとも売れたと言われる「FINAL FANTASY Ⅶ」から入ったクチでな…。そこまで詳しいわけじゃない。というわけで今回は、シリーズの原点である「FINAL FANTASY+」を初見でプレイしてやろう!

FINAL FANTASY+

【開発】
スクウェア・エニックス
【価格】
無料
【備考】

プレイするには、Apple ArcadeあるいはApple Oneへの加入が必要です。

オレ、ブルマにトランクス、そしてブリーフ。4人で冒険してやるぜ

「FINAL FANTASY+」のリメイク元、シリーズ1作目である「FINAL FANTASY」の発売は1987年。アニメ「ドラゴンボール」でいうと、第22回天下一武道会が盛り上がっていたころか…。古いな!

今作はピクセルリマスター版ということで、当時のドット絵の雰囲気はそのままに、かなり見やすくなっているようだな。BGMのアレンジがかなり秀逸なのは、当時を知らんオレでも、オリジナル版と聴き比べたらわかったぜ。

まずは主人公4人の名前と職業を決める。こんな感じでいいだろう。カカロットなど必要ない!


黒魔術師に「ブリーフ」と名づけたのはいいが、「若者」と呼ばれて早くも後悔している。近年のFFシリーズのストーリーは複雑で重厚だが、それに比べると非常にシンプルで特筆すべき点はなかろう。

ひたすら次の町に向かう1本道かと思いきや、序盤にあっさりと船が手に入るのには驚いたぜ。

「オート戦闘」機能だと⁉︎ FINAL FANTASYにも“身勝手の極意”が…?

iPhoneでの操作は若干クセがあるが、ダッシュやタップ移動など、なかなか便利な機能も用意されていやがる。ファミコンのような操作感で遊びたい奴は、てめえで勝手にゲームパッドを用意しろ。


サイドビューでおなじみの戦闘も、画面左上の「オートボタン」を使えばスピーディにこなせるぞ。ただし、直前に自分で選んだ行動を繰り返すから、回復魔法を使ったあとなんかは気をつけろ!

魔法は店で買う。MPを消費するのではなく、回数制なのは珍しいシステムだな。オレのギャリック砲がその辺で売られていると思うと、ゾッとするぜ…。

白魔術師は回復やサポートが中心だ。しかし意外と打たれ強い。また、黒魔術師は序盤こそ弱いが、全体攻撃魔法を手に入れてからは猛威を振るうぞ。一度に大量の敵が出てくることも多いから、物理攻撃だけだと苦労するはずだ。

初代「FINAL FANTASY」。確かに古い作品だが、戦闘服と同じだ。旧型のほうがシックリくることもあるぜ

「今さら古いRPGなんて…」と思う奴もいるだろうが、遊びやすいよう工夫されているのは流石といえよう。

これを機に、今なお続く「FINAL FANTASY」の伝説のはじまりを体験してみやがれ! 当然、派手なムービーや戦闘、ボイスなどは一切ないから期待するんじゃないぞ。

最後に、どうしても地味な戦闘を繰り返すのが面倒くさいという現代地球人に、とっておきの機能を教えてやろう。

メニュー画面からいつでも、エンカウントOFF、獲得資金や経験値を倍増させるといったチート状態にすることができるのだ! ノーリスクで界王拳を使い放題みたいなもので、戦闘民族サイヤ人としてはオススメしたい機能ではないがな!

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著者プロフィール

R藤本

R藤本

吉本興業所属のピン芸人。1981年3月16日生まれ、福岡県出身。好きなものはドラゴンボール、海(スキューバダイビング)、動物(特にセキセイインコ)、ボードゲーム(海外のものに詳しい)。苦手なものはスポーツ全般、絶叫マシーン、生牡蠣。

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