ワイヤレスMIDIキーボード「microKEY Air」はコンパクトなのに素敵な機能が盛りだくさん！／宮本佳林のDTMでは研修生【第3回】

MIDIキーボードは「MIDIコントローラ」の一種です。コンピュータに接続し、「MIDI」という規格の信号（メッセージ）をソフトウェアに入力するための装置ですね。

鍵盤数はいくつのモデルを使っていますか？

「microKEY」シリーズは25鍵のほかに、37鍵、49鍵、61鍵を用意していますが、片手で使うなら2オクターブあれば十分ですね。

実は今のBluetooth MIDIの接続は、遅延がほとんどないんですよ。電波なので周辺環境には多少左右されますが、基本的に安定して接続できます。またiPhoneやiPadにも対応しているので、モバイル用途にもぴったりです。

まず鍵盤の弾き心地にこだわっています。ミニ鍵盤は、奥側が固くて押しにくい製品も多いんです。でも「microKEY」シリーズは奥もしっかり沈み込むように設計しています。

あと「microKEY」シリーズは、ホイールでピッチを上下させたり、ビブラートをかけたりできるんです。25鍵には、ホイールではなくジョイスティックが採用されています。

はい。25鍵にはアルペジエータ機能もあります。

そのとおりです。ジョイスティックでアルペジオの音の長さや速さを変えたり、「タタッタタッ」と刻んだりと、いろいろアレンジできますよ。

専用ソフト「KORG KONTROL Editor」を使うと、もっと細かく設定できます。鍵盤の重さも変えられますし、どんなに強弱をつけて押しても一定のベロシティになる機能などもありますよ。

これは「nanoKEY Studio」というMIDIキーボードです。小型ながら、さらにいろいろなことができますよ。たとえば「イージー・スケール」機能では、キーボードの白鍵、黒鍵を弾くと、それぞれスケールに沿ったメロディや和音が演奏できます。

あと「スケール・ガイド」機能では、設定したスケールで使われる音を、キーボードのバックライトで表示できます。

この場では説明しきれないくらい機能があるので、ぜひいろいろ試してみてください。