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黒川想矢、iPhoneカメラも“フィルム”が気分。カメラ愛を語る。映画『免許返納⁉︎』スペシャルインタビュー

著者: 中臺さや香

黒川想矢、iPhoneカメラも“フィルム”が気分。カメラ愛を語る。映画『免許返納⁉︎』スペシャルインタビュー

写真:山田秀隆

iPhoneでの撮影や編集を日常的に楽しみながら、オールドレンズの風合いにも魅力を見出す。俳優・黒川想矢さんにとって、写真はもうひとつの表現手段だ。

本インタビューでは、黒川さんのiPhoneを使った撮影スタイルや、あえて“不完全さ”を求める感性について深掘り。

さらに、最新出演作となる映画「免許返納!?」での経験をとおして見えてきた演技の本質や、現場で得た学びに迫った。

黒川想矢
5歳で俳優活動を開始。数々の映画・ドラマに出演し、繊細な感情表現と自然体の演技で注目を集める若手俳優。最新の出演作は映画「免許返納!?」。

オールドレンズに興味あり。不便の中にある価値とは?

──黒川さんはカメラが好きだと伺いました。

はい、高校でも写真部に入っています。部室で暗室を作って、みんなで撮影会をすることもありますよ!

──すごい! 本格的ですね。黒川さんはソニーのカメラをお使いだと伺ったのですが、最近ほかに気になっているカメラはありますか?

カメラ本体というより、レンズが気になっています。特にオールドレンズですね。年代ごとに写りの違いがあったりして、それがすごく面白いんです。

カメラとの組み合わせでどう変わるかも含めて、試してみたいなと思っています。

──そういえば、最近あえて一昔前のiPhoneを買って、それでエモい写真を撮る人が多いんですよ。そういうの興味あったりしますか?

興味ありますね。iPhoneに限らず、最近昔のものが今また戻ってくる流れが多いですよね。そういうのって素敵だなって思います。

というのも、不便だからこそのよさ、みたいなものもあると思っていて。

たとえばオールドレンズは性能が高いわけではないけど、フレアや写り方に独特の味があるんですよね。フィルムもそうで、粒子感が好きな人がいるじゃないですか。そういう、完璧じゃないからこその魅力があるなって思います。

──不便だからこそのよさ、素敵ですね。対して、最新のテクノロジーを搭載してどんどん進化していくスマートフォンのカメラは、黒川さんにとってどんな存在でしょうか?

自分もiPhone 16eを使っていますよ。でもやっぱりフィルムカメラが好きなので、iPhoneでも「Dazz」というアプリを使ってフィルム風にしています。

撮影するのは基本的にポートレートで、人と、あとは飼っているマイクロ豚もよく撮影していますね。

──写真の編集はどんなアプリをお使いですか?

簡単なものはiPhoneでもできますが、こだわるときはiPadです。編集は画面が大きいほうが楽なので。アプリは「Lightroom」を使っています。

──ポートレート中心とおっしゃっていましたが、風景などはあまり?

そうですね。写真で記録に残すより、記憶に残したいと言う気持ちが強くて。写真に撮ってしまうと、ちゃんと自分の目で見られていない気がするんです。

あ、人との関わりを蔑ろにしているわけじゃないですよ(笑)。ポートレートを撮るときは、その瞬間を切り取りたいという思いで撮影しています。

──そういえば、実はiPhone用にもさまざまな外付けレンズが発売されているんですよ。何か試されたことはありますか?

え!そうなんですか。知らなかったです。

──たとえば100均でも売られているんです! 先日記事化したのですが、魚眼レンズなども買えるんですよ。

魚眼レンズ、ずっと欲しかったんです。今日の帰りに100均に寄ってみようかな(笑)。
👉ダイソーの魚眼レンズのレビュー記事はこちらから

自分にはまだ早いかもしれない。それでもうれしかったオファー

──ではここからは、黒川さんが出演された映画「免許返納!?」についてお伺いします。まず、オファーがあったときのことを教えてください。

僕は、以前ドラマで舘ひろしさんとご一緒した際に、舘さんの人間性やアドバイスに感銘を受けて、自ら直談判して今の事務所に入りました。その縁もあって、今回の話をいただいたんです。

とても貴重でありがたい話だと思ったのと同時に、コメディ作に出演できるうれしさもありました。

──コメディがお好きなのですか?

そうなんです! 昔から「Mr.ビーン」が好きで、コメディへの出演も希望してきました。でも結局「免許返納!?」で演じたのはシリアスな役どころだったんですけどね(笑)

──憧れの舘さんとの演技はどうでしたか?

舘さんは自分にとってすごく大きな存在で、現場での立ち振る舞いや空気感も含めて、ずっと尊敬している方なんです。

だからこそ、「共演するのは早すぎるんじゃないか…」という不安な気持ちがありました。ただ同時に、うれしさと興奮もありましたね。

──演じた役について、どう感じましたか?

来宮亮という、大人に対する失望を抱えた役を演じたのですが、自分とは違う部分のほうが多くて、最初はなかなか掴むのが難しかったです。

なので、役と自分のギャップをどう埋めるかは、細かく分解して整理していく必要がありました。たとえば、なぜこのタイミングで強く出るのか、逆になぜ抑えるのか、といった気持ちの流れを自分の中でつないでいかないといけなくて。

──実際に自分の中にない感情を想像するのは難しそうです。ところで、舘さんとの共演で、印象的だった言葉はありますか?

「演技をするな」という言葉ですね。最初はどういうことか分からなくて戸惑ったんですが、だんだん意味がわかってきました。自分はひとつのセリフに対していろいろ考えすぎてしまうタイプなんですけど、最後はシンプルに“気持ち”だけでいいんだなと。

面白いことをやろうとするんじゃなくて、本気でやっているからこそ面白い

──初のコメディ作品に出演して得たものは?

本気でバカをすることのかっこよさを理解できたことですね。本気でやっているからこそ、笑えて面白いコメディ作品が出来上がるんです。

──アドリブも多かったと聞いています。

そうですね。特に舘さんは、現場でセリフを変えたり、新しい動きを加えたり、撮りながら作品を完成させていくスタイルをとられています。撮影しながら生まれたアイデアがどんどん反映されていくんです。

まだ不慣れな自分としては、正直焦ることもたくさんありました。ただ、そのスピード感についていくこともすごく勉強になりましたね。

しかも、完成した作品を見ると、変更やアドリブがすごく効いているんですよ。台本どおりにやるだけではない、現場でつくられていく演技の面白さを実感しました。

──演技を学ぶのに、これ以上ない経験ですね。

そうなんです! 舘さんは、現場で一番楽しんでいるのも印象的でした。自由にアイデアを出したり、急にアクションが生まれたりしても、常に楽しそうで。そういう姿勢をこれからの自分の表現でも大事にしていきたいです。

免許返納!?
2026年6月19日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
【出演】舘ひろし/西野七瀬/黒川想矢/宇崎竜童ほか
【監督】河合勇人
【脚本】林民夫
【主題歌】THE ALFEE「Crossroad -愛の免許返納- 」

自他共に認める映画スター・南条弘(舘ひろし)は、70歳にして人生最大のピンチを迎えていた——。南条の原点ともいえる若き日の大ヒット映画『ハーレーライダー』で共演したライバル俳優・尾崎誠(宇崎竜童)がバイク事故を起こしたことを発端に、南条のコメントが誤解を生み、〈スター俳優。南条弘(70)免許を自主返納へ〉と拡大解釈されてしまったのだ。このままでは愛車のフェラーリに乗れなくなる!アクション映画も撮れなくなる!そんな南条の心配とは裏腹に、事務所社長の三宅(吉田鋼太郎)とマネージャーの川奈(西野七瀬)は、これを機に免許返納させよう!と南条を説得する。そんな矢先、政府広報の免許返納CM依頼とハリウッド映画のオファーが舞い込む!盟友の願いと、最愛の妻との約束を叶えるまでは、いまはまだ免許返納をするわけにはいかない!尾崎の息子・亮(黒川想矢)を探すために東北へ向かった南条は、最愛の妻との約束を叶えるため、『ハーレーライダー』の想い出の一本道へ向かうのだった……。

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著者プロフィール

中臺さや香

中臺さや香

Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、乗馬、最新のガジェットを触ること。家中まるっとスマートホーム化するのが夢です!

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