「AFS(Apple Financial Services)」とは? 企業がMacをお得に導入できるApple提供の残価設定型リース

2026.02.19 更新 2026.09.25 水川歩 約6分
「AFS(Apple Financial Services)」とは? 企業がMacをお得に導入できるApple提供の残価設定型リース
画像●Apple

企業でMacを導入する際に検討したいのが、Appleが提供する残価設定型リース「Apple Financial Services(AFS)」です。

AFSを利用すれば、Apple独自の残価設定により端末の初期導入コストを大幅に抑えつつ、必要なデバイスを必要な分だけ月額払いで柔軟にリースすることが可能です。本記事では、AFSの特徴と導入メリットを詳しく解説していきます。

Mac導入を後押しする「AFS(Apple Financial Services)」

業務用端末にMacを導入する企業が増える一方、「Macは高い」というイメージから導入が躊躇されるケースも少なくありません。確かに、Windows PCはスペックにこだわらなければ安価に購入可能です。しかし近年は、DX推進や生産性向上などの観点から、業務用端末の高性能・小型化の需要が高まっています。

特に「AI PC」の分野では、Windows PCでも15万円以上の機種が存在します。そのため、MacBook Airの16万4800円〜という価格は高いとは言い切れません。

また業務用端末で重要なのは、OSやソフトウェア、周辺機器、運用・保守・サポートなどを含めた「総所有コスト(TCO)」で考えることです。別記事「『業務用パソコンにMacを導入』で利益が上がる?」で書いたように、第三者調査機関による調査では、TCOはMacのほうが安価と示されています。

さらにAppleは、企業向けにお得なサービスを用意しています。それが残価設定型リース「AFS(Apple Financial Services)」です。

業務用端末の導入は、台数が多いほど初期投資が求められます。しかし、AFS(Apple Financial Services)ならコストを大幅に抑えられるうえ、ライフサイクル管理に伴う負担を軽減できます。Macを賢く導入・運用したい企業にとって、最優先で検討すべきサービスでしょう。

AFS
Appleの公式ページ。

AFS(Apple Financial Services)が提供する5つのメリット

AFS(Apple Financial Services)とはどのようなサービスなのでしょうか。詳しく説明していきます。主な特徴は、次の5点に集約されます。

1)導入コストの削減

Macは長く使えるように設計されているので、時間が経っても高い残存価値を維持します。そのため、リース返却時の残価価値(買取価格)をあらかじめ差し引いたリース料を設定し、買取価格より実質負担金を抑え、安価に導入することができます。

AFSの概念図
定価20万円のMacを2年契約する場合の試算。2年後の中古市場の残価価値が6万円とすると、残る14万円を2年で分割払いすることになります。
Too社のAFS解説ページ
株式会社TooのAFS(Apple Financial Services)のページ。M5搭載の14インチ/16インチのMacBook Proだと、コストセーブ率はリース期間2年で24%。3年で14%。4年で5%となっています。画像●Too

2)支払い費用の平準化

AFS(Apple Financial Services)は単年度の一括支払いではなく、契約期間内の月々の分割払いです。複数年にわたり支払いを平準化できるため、予算取りと支払いも容易になります。なお、AFS(Apple Financial Services)は通常のファイナンシャルリースと異なり、賃貸借処理(オフバランス)が可能です。資産計上が不要なため、経理上の作業コストを削減できます。

AFSがもたらすキャッシュフローの安定化
AFS(Apple Financial Services)なら支払いを平準化できます。突発的な費用負担を避けられるため、キャッシュフローの安定化につながります。画像●Apple

3)柔軟なライフサイクル管理

1〜4年の中短期でリース期間と使いたいデバイスを自由に選択できます。リース期間終了後に返却して最新モデルへ更新できるため、数年周期で端末を入れ替える際のライフサイクル管理が行いやすくなります。リース期間終了後は原則返却ですが、リースの延長や買取にも対応しています。

Macのライフサイクル
たとえばデザイナーやエンジニア向けは2年、一般従業員向けは3年など、契約年数を柔軟に設定することが可能です。

4)新価特約付き動産総合保険

リースするデバイスは返却が前提のため、故障した場合は修理が必要です。しかし、リース会社による新価特約付き動産総合保険が付くため、修理代金の保険を申請できます。

契約期間中は、端末価格相当を上限として自己負担金なしで修理を受けられます。そのため、故障対応も安心です。物理破損以外にも、火災、水害、落雷、盗難等が保証対象となります(自然故障は対象外)。「AppleCare for Enterprise」と組み合わせることも可能です。

5)実務の簡素化と環境への配慮

契約終了後のデータ消去等はリース会社が行います。そのため、デバイスの資産管理や廃棄などにかかる実務がなくなり、実務が簡素化。また、回収されたデバイスはAppleとパートナー契約のある事業者を通じ再利用およびリサイクルされます。なお、リース端末返却前に端末の初期化等の作業は必要です。

環境への配慮
Appleは、製品の再利用およびリサイクルパートナーのグローバルネットワークを持っています。リース期間終了後のデバイス処理を安心して任せることができます。画像●Apple

AFS(Apple Financial Services)でハイスペックなMacも導入しやすく

日本国内でも数多くの企業が利用しているAFS(Apple Financial Services)。特に大量のMacを導入する場合、通常であれば一括で大きなコストが発生します。一方、AFS(Apple Financial Services)を利用すれば突発的な出費を抑えられ、コスト管理&ライフサイクル管理がしやすくなるのは大きなメリットでしょう。

また、Macの導入コストを抑えられるので、場合によっては少し高いスペックの機種を検討することもできます。社内で、選択可能なデバイスの幅を広げられるのも魅力です。

導入に関心がある企業の担当者の方は、Appleのビジネスチーム、またはAFS(Apple Financial Services)をサポートするApple正規販売代理店に問い合わせして、具体的なコストなどの詳細を確認してみてはいかがでしょうか。

なお、AFS(Apple Financial Services)の利用は「一定以上の規模·設立年数を満たし、与信を通過した組織のみ」(教育期間でも利用可能)という制限があります。また、AFS(Apple Financial Services)自体の契約やサービス提供は、Appleとプログラム契約を締結しているリース会社により行われます。

AFSを利用する企業
株式会社Tooは、同社経由でAFSを採用した企業の一部を紹介しています。画像●Too

企業ITを見直すきっかけを、メールでお届けします。

業務端末・IT環境を見直すための視点や、
Appleテクノロジーに関する判断材料をお届けします。