【Subscription Service】Apple Music以外の個性的な“聴き放題”！高音質または無料で楽しむ

音楽リスニングの流れは、ディスクやダウンロードでの販売から、サブスクリプション型のストリーミングサービスへと流れが変わっています。Apple Music以外にも、Google Play Music、Amazon Music Unlimitedなどのサービスがしのぎを削り、どれを選べば良いか悩まれる人も多いでしょう。

特にストリーミング専業の会社は、より個性を前面に出しての差別化に力を注いでいます。高音質を売りにしている「DEEZER HiFi」や無料で手軽に始められる「Spotify」など、自分が何を優先したいかを見据えながら、無料のトライアルなどを利用してみると良いでしょう。

今どきのサブスクは音質もCD並み

多くのストリーミングサービスは、最高でも320kbps程度のMP3やAACといった圧縮ファイルで提供されています。シビアに見ると、CD中心の時代よりも「後退」しているといえるでしょう。

そんな中、音質にこだわりたいユーザに向けたサービスも登場しています。2017年に日本国内での提供が開始されたサービス「ディーザー・ハイファイ（DEEZER HiFi）」は、CDと同じ44・1KHz／16bitのフォーマットで、ロスレスのFLAC形式での配信が行われています。月額1960円（税込）と、ストリーミングの中では高めな料金ながら、それでもCD1枚以下の価格であるため、こだわりを持ちたい音楽ファンには十分魅力的な設定といえるでしょう。高品質な機器を持っている人は、是非一度試してみましょう。

●CD品質のFLACファイルで配信

DEEZER HiFiで配信される音声データは、CDと同等の仕様である44.1KHz／16bit仕様で、可逆圧縮（元のデータを完全に再現できる圧縮形式）のFLACフォーマットを使い配信されます。同じ曲でも、高性能な機器や大音量で聴いたときに、情報量の違いを実感できます。【URL】 https://www.deezer.com/ja/offers/hifi

●歌詞表示など機能も多彩

一番のウリである音質は、状況に合わせてユーザ側がカスタマイズできます。また、歌詞も表示できるなど機能も充実。ストリーミングでも、CDのブックレットで歌詞をチェックしていたスタイルを踏襲できます。

●ユーザに特化されたホーム画面

iPhone／iPadからは専用アプリ「Deezer」を使ってアクセスします。あらかじめ好みの音楽の傾向などを登録でき、それに応じてユーザごとにカスタマイズされたホーム画面が構成されます。

Deezer

【開発】DEEZER SA

【価格】無料

【場所】App Store＞ミュージック

●再生画面もわかりやすい

Deezerでは、Apple Music同様に再生画面からプレイリストに追加したり、お気に入り登録することができます。もちろんランダム再生や繰り返し再生も可能です。

Spotifyはシャッフルプレイが刺激的！

ストリーミング専業の各社の中でも、広告表示によりフルサイズの曲を無料で視聴することができる「スポッティファイ（Spotify）」は、世界中で大きく支持されており、頭一つ抜けた状態にあると言えます。

無料のプランであればあれば、ほかのサービスとの併用も現実的なので、たとえば気に行った曲へのリンクをSNS上でシェアするような際にも、より多くの人に聴いてもらうことが可能になります。

また、無料ではピンポイントの曲再生ができず「シャッフルプレイ」が中心となりますが、ラジオ感覚で新しい曲を探すのにも便利です。決まった曲を繰り返し聴くようなスタイルに飽きたら、より刺激的な音楽体験の入り口として、スポッティファイを無料で使ってみるのも魅力的な活用法といえるでしょう。

●日本でも着実に浸透

無料でも曲をフルサイズで視聴できることから、世界規模でブレイクした「Spotify」。比較的後発の2016年秋に正式スタートした日本でも着実にユーザ数を伸ばしており、聴き放題サービスの主要な1つとして躍り出ています。

●広告表示は30分ごと

スポンサーの広告は、一回観たあとは30分間流れず、音楽を聴くことに集中できます。これぐらいの頻度であれば、盛り上がった気分を大きく崩してしまうこともないでしょう。

Spotify

【開発】Spotify Ltd.

【価格】無料

【場所】App Store＞ミュージック

●「シャッフルプレイ」が意外と楽しい！

無料で使っているときは、特定の曲を直接指定することはできず、アーティストやアルバム内の曲の「シャッフルプレイ」に限られます。一見不便にも思えますが、今まで見つけていなかった新たなお気に入りの曲と出会うチャンスです。積極的に楽しんでみましょう。

Dropboxがストリーミングサービスに！？

アップルミュージックをはじめとするストリーミングサービスに慣れると、「CDリッピングした楽曲のファイルをデバイス間で同期させる」という操作すら面倒になってきます。

そんな人におすすめなのが、ドロップボックスやグーグル・ドライブといったオンラインストレージサービス上の音楽ファイルを、ストリーミングサービス感覚で再生できるアプリ「クラウド・ミュージック（Cloud Music）」です。クラウド上のデータを参照しているので、一度アップロードすればどの環境からもアクセスでき、同期などの必要がありません。ファイルの選択やリスト化などが行いやすいので、音楽用のサービスに独自のファイルをアップするよりも効率的に管理ができる点も魅力的。自作の音声データをより柔軟に使いたい人におすすめのスタイルです。