原稿書きが本業の筆者にとって、キーボードは毎日いちばん長く触れる仕事道具。普段はHHKBを愛用していますが、ガジェット好きの性分でラピッドトリガー対応の磁気スイッチキーボードも気になって仕方がありません。とはいえ、仕事用とゲーム用で2台並べるのはデスクのスペース的に厳しいところ。そんな筆者が発売直後から注目していたのが、三陽合同会社が10月21日に国内販売を開始したLofreeのキーボード「Lofree Hyzen」です。いよいよ11月上旬から発送が始まる予定で、注文済みの人はそろそろ手元に届くころかもしれません。価格はオープンプライスで、Lofree Japan公式ストアでの価格は5万5000円。
Lofree Hyzenは機械接点とTMR磁気センサーを融合した独自の「NEXUSスイッチ」を搭載するハイエンドキーボード。普段のタイピングはメカニカルモード、ゲームは磁気モードと、シーンに応じて入力方式を切り替えられるのが最大の特徴です。Lofree Japanのほか、ビックカメラ.com、ヨドバシ・ドット・コムで購入できます。さっそく詳細をチェックしてみましょう!
Lofree Hyzenはメカニカルと磁気を1台で切り替えられるハイブリッドキーボード!
「メカニカルの打鍵感」と「磁気スイッチの速さ」、どちらを取るかで迷っている人も多いはず。Lofree Hyzenなら、その二択に悩む必要はありません。
Lofree Hyzenの心臓部となるのが、LofreeとKailhが共同開発した「NEXUSスイッチ」。機械接点とTMR(トンネル磁気抵抗)磁気センサーを一体化したハイブリッド構造で、メカニカルモードと磁気モードを用途に応じて切り替えられます。
メカニカルモードでは日常業務に適したキーボード設定で快適にタイピングでき、磁気モードでは、キーを戻し始めた瞬間に入力をオフにする「ラピッドトリガー」や、キーが反応する位置(アクチュエーションポイント)の調整といったゲーム向けのカスタマイズに対応します。
TMR方式は、キー入力の微細なストローク変化を高精度に検知できるのが強み。温度変化や外部干渉に強く、低消費電力と高い安定性も実現しています。メカニカルらしい明確な打鍵感と打鍵音を残しつつ、磁気スイッチの高精度・高速応答を両取りできるのはうれしいポイントですね。

一体成形のアルミボディにダイヤルやファンクション表示窓も搭載!
デスクに置くものだからこそ、見た目にもこだわりたい! という人にもLofree Hyzenは刺さりそうです。
ボディはCNC加工による一体成形のアルミニウム製で、205メッシュのサンドブラスト仕上げを採用。サイズは330.9×142.3×48.4mm、重量はなんと3130gです。カラーはスペースグレーとシルバーの2色展開で、英語配列の65%キーボードとなっています。
Hi-Fiオーディオ機器に着想を得た音量調整ダイヤルとモード切り替えスイッチを搭載し、音量調整や接続の切り替えが手元でスムースに行えます。さらに、ファンクションキーを視覚的に確認できる表示ウィンドウも用意。65%キーボードにありがちな「ショートカットを覚えなきゃいけない問題」から解放されるうえ、物理スイッチでファンクション機能のオン/オフも切り替えられます。
内部はPCBガスケットマウント(基板をクッション材で支え、振動を抑える構造)にFR4プレートと多層マテリアルを組み合わせ、打鍵感とサウンドを最適化。半透明のPCキーキャップとライトストリップによる落ち着いたライトエフェクトも魅力です。

10,000mAhバッテリと3モード接続でMacやiPhone/iPadでも快適に!
キーボードは複数のデバイスで使い回したい派、多いのではないでしょうか? 接続まわりもLofree Hyzenは抜かりありません。
接続方式はUSB-Cによる有線、2.4GHzレシーバー、Bluetooth 6.0の3モードに対応。有線と2.4GHz接続時は最大8000Hzのポーリングレート(PCがキーボードの入力状態を読み取る頻度)を実現しています。なお、Bluetooth接続時のポーリングレートは125Hzです。対応OSはMac/iOS/Android/Windowsで、MacやiPhone、iPadでも利用できます。
バッテリ容量は10,000mAhと、キーボードとしてはかなりの大容量。ポーリングレート最大時でも約12時間の動作が可能で、1回の充電で数日間の連続使用ができるとしています。N-Keyロールオーバー(複数キーの同時押しをすべて正しく認識する機能)や、スイッチを差し替えられるホットスワップにも対応しています。

Webドライバ「Lofree Hub」と専用パームレストで自分好みに仕上げよう!
せっかくのハイエンドキーボード、とことん自分仕様に追い込みたいですよね。
Lofree Hyzenのカスタマイズは、専用のWebドライバ「Lofree Hub」で行います。最大7つのプリセットプロファイルを保存して切り替えられ、基本のキーマップ設定から、ダイナミックストローク、Mod Tap、SOCD(反対方向のキーを同時に押したときの入力処理)といった高度な機能まで、用途に合わせてカスタマイズできます。
別売りの「Hyzenパームレスト」(Lofree Japan公式ストアでの価格は6600円)は、マグネットで本体に装着可能。組み合わせると約12°の傾斜が生まれ、長時間のタイピングによる疲労を軽減してくれます。素材はアクリルとアルミニウム合金で、カラーは本体と同じシルバーとスペースグレーの2色です。
普段はHHKBで原稿を書いている筆者ですが、機械接点と磁気センサーを切り替えられる仕組みにはガジェット好きとしてやっぱりワクワクします。3kgを超える重さはさすがに持ち歩けませんが、裏を返せばデスクにどっしり構える頼もしい相棒。日中はメカニカルモードで原稿をガシガシ書き進め、夜は磁気モードでゲームを楽しむ……そんなメリハリのある使い方ができそうです。











