10万円を切るMacとして登場したMacBook Neo。発売当初から大きな注目を集め、学生、ビジネスマンほかさまざまなユーザが活用しています。しかし、2026年6月25日の価格改定で11万9800円に。比較的手に取りやすい価格というのは変わりませんが、それでも高い買い物で、長く大切に使いたいことには変わりありません。
ところが、iPhoneにはケースをつけていても、同じくらい高価なMacBookはそのまま使っている人も多いのではないでしょうか。毎日のようにバッグへ入れて持ち歩くものだからこそ、落としたり、ぶつけたり、机の上でこすれたりするリスクは意外と身近にあります。
そこで検討したいのが、MacBook Neo用耐衝撃・耐落下保護ケース「STM Dux Ultra」です。本記事では、その性能を明らかにすべく、実際に落下テストを行いました。製品ディテールの解説とともに、レポートしていきましょう。

STM Dux Ultra MacBook Neo用 耐衝撃・耐落下保護ケース
MacBook Neoをしっかり守る「STM Dux Ultra」
「STM Dux Ultra」は、オーストラリア発のガジェットアクセサリブランド「STM Goods」が手がける、MacBook Neo専用の耐衝撃・耐落下保護ケースです。外側は強化ポリカーボネート製シェル、コーナー部にはラバー素材のブラケットを組み合わせた構造で、米軍規格(MIL-SPEC)に合格した耐衝撃・耐落下性能を備えます。保証期間は3年間と長めに設定されており、長く安心して使いつづけられる点も心強いポイントです。
Dux Ultraの見た目は、いかにも頑丈なケースというより、MacBook Neoの本体カラー(シルバー/ブラッシュ/シトラス/インディゴ)やAppleロゴを見せながら使えるクリアデザインです。せっかく選んだ個性的なボディカラーを隠したくない人にも使いやすいのがグッド。
落下時にぶつかりやすい角の部分が厚めに保護されていて、底面には滑り止めのラバーフィートも配置されています。カフェのテーブルや講義室の机のような、つるっとした場所でも本体が動きにくく、使いやすさに直結しそうです。

Dux Ultraの特徴として、ディスプレイを開くときに指を掛ける部分まで保護されている点も挙げられます。左右の金属パーツでしっかり閉まる仕組みで、開くときには少し力が必要です。ただ、閉じたときに「カチッ」と音がするので、きちんと固定されている感覚がありますね。

Dux Ultraはつけたままでも使いやすい?
Dux Ultraをつけたときの使い勝手はどうでしょうか。Dux Ultraは付けたままでも、MacBook NeoのUSB-Cポートや3.5mmヘッドフォンジャックにはアクセスできるように、隙間が空いています。Apple純正のUSB-C充電ケーブルや一般的なUSB-Cケーブルは問題なく挿せました。ただし、コネクタ部分が極端に太いUSB-Cハブや変換アダプタは、ケースの縁と干渉する可能性があります。


ヒンジまわりは「オープンヒンジ」構造になっていて、本体周辺の空気の流れを遮りにくい設計です。熱がこもりにくく長時間の作業でもMacBook NeoからDux Ultraを外す必要がありません。

キーボードやトラックパッドまわりは大きく開いているため、入力中にケースが手に当たって気になる場面はほとんどありませんでした。ディスプレイの開閉もケース装着前と大きく変わらず、通常のノート作成やレポート作業なら違和感は少ない印象です。
Dux Ultraは2枚のパネルでMacBook Neoを挟みこむようにして装着します。ケース自体にある程度の硬さはありますが、位置を合わせて押し込めば装着に迷うことはありません。
なお、クリアパネルは光の当たり方によって指紋や細かな擦れが見えることがあります。見た目をきれいに保ちたい人は、こまめに拭いて使うとよさそうです。

Dux Ultraを付けると、どれくらい大きくなる?
MacBook Neo本体のサイズは、幅29.75×奥行き20.64×高さ1.27cm、重量1.23kgです。対してSTM Dux Ultraのサイズは約幅30.55×奥行き22.08×高さ2.3cm、重量は約490g。ケースを付けた状態で閉じたときの大きさは、本体単体に比べて幅が約0.8cm、奥行きが約1.44cm、厚みが約1.03cm増える計算になります。

参考までに、ケースをつけた状態と14インチのMacBook Proのサイズを比較してみます。
| MacBook Neo + Dux Ultra | 14インチMacBook Pro(M5 Pro) | |
|---|---|---|
| 幅 | 約30.55cm | 31.26cm |
| 奥行き | 約22.08cm | 22.12cm |
| 厚み(ゴム足部を含む) | 約2.25cm | 約1.70cm |
| 重量 | 約1.72kg | 1.60kg |
ケースを付けた状態の幅(約30.55cm)は、ケースを付けていない裸のMacBook Pro 14インチ(幅31.26cm)よりも小さく収まります。ただし奥行き(約22.08cm対22.12cm)はほぼ同等で、こちらは大きな差とは言えません。
厚みはMacBook Pro 14インチよりも0.55cmほど大きい約2.25cm。重さはM5 ProのMacBook Proモデルが1.60kg。比較するとDux Ultraは0.12kgほど重く約1.72kgです。
実測では、Touch ID非搭載モデルのMacBook Neo本体にケースを装着した状態で1.714kgでした。本体単体が約1.23kgなので、ケース分の重量は約484g。アーキサイトの製品ページに記載されているケースの重量(約490g)とほぼ一致します。ざっくり言えば500mlペットボトル1本弱ぶんの重み。バッグの中で角をぶつけたり、移動中にうっかり落としたりするリスクを考えると、「安心料」として納得できる範囲ではないでしょうか。
厚みと重さは本体単体より確実に増えるものの、「ケースを付けたら急に持ち運びにくくなる」というほどではないはずです。実際、筆者はMacBook Pro 14インチを日常的に持ち運んでいますが、「重すぎてしんどい」と思ったことはありません。
ただし、ケースを付けると厚みが増えるため、ぴったりサイズのスリーブでは出し入れしにくくなる可能性があります。スリーブやバッグを新しく選ぶ場合は、ケース装着後のサイズを基準にしたほうが安心です。
なお、STM GoodsのDuxシリーズは「STM Dux MacBook Air 13インチ用 保護ケース」、「STM Dux MacBook Pro 14インチ用 保護ケース」も用意されています。アーキサイトの製品ページでは、13インチのMacBook Air用は約300g、14インチのMacBook Pro用は約400gとされています。
STM Dux MacBook Air 13インチ用 保護ケース
STM Dux MacBook Pro 14インチ用 保護ケース
クリアなポリカーボネートと黒いTPUを組み合わせた基本素材は共通ですが、細部のデザインはDux Ultraとは異なります。たとえばディスプレイを開くときに指を掛ける部分は、MacBook Air/Pro用ではDux Ultraのように覆われておらず、そのまま露出した作りです。また、画面を開いたときの上部のベゼル部分も、Dux Ultraに比べてMacBook Air/Pro用の方がかなり狭くなっています。


また、MacBook Neoのデザインを損いたくない!という方にはこちらの「STM Studio MacBook Neo用 クリア保護ケース」もおすすめ。スケルトンなので、MacBook Neoのカラーや丸みを帯びたフォルムを隠すことなく使えます。

STM Studio MacBook Neo用 クリア保護ケース
約120cmから落下検証。落としやすい場面は意外とあります
カフェで席を移動しようとしたとき、講義後に急いでバッグへしまうとき、充電ケーブルに足を引っかけたとき、ほかの荷物と一緒にカバンへ入れて持ち歩くとき──MacBookの落下リスクは日常のさまざまなシーンに潜んでいます。



実は筆者のMacBook Proにも凹みがあります。バックパックに入れていたときにファスナーを閉め忘れ、そのまま背負おうとした拍子にMacBook Proを落下させてしまったのです。幸い動作には問題ありませんでしたが、そのときのショックはかなり大きいものでした。自分だけは大丈夫、なんて思っていると意外とその瞬間はやってくるものなんですよね。
では、実際にMacBook Neoを落下させてしまったとき、「Dux Ultra」に入れておけば問題ないのでしょうか。米軍規格をクリアしているとしても、実際に落としてみなければわかりませんよね。そんなことを思っていた矢先、メーカー側からぜひ実際に落として試してほしいと連絡がありました。これはなかなかの自信を感じます。
というわけで今回は、実際に落下させる検証を行いました。手に持っている状態やカフェのハイテーブルから落としてしまう場面に近い110~120cmほどの高さから落下させました。ケースを装着したMacBook Neoを、角度を変えながら複数回落下させ、ケースがどのように衝撃を受けるかを確認しました。
撮影現場の床はカーペットが敷かれていましたが、よりハードな条件の実験にするために木製の板を敷いて、そこにMacBook Neoを落下させています。合計で5回、角度を変えながら落としました。
落下後は、天板、底面、四隅、ヒンジ周辺、ポート周辺を確認したほか、ディスプレイの開閉、キーボード、トラックパッド、USB-Cポート、起動状態もくまなくチェック。今回の検証条件では、MacBook Neo本体に目立つ傷や、動作に影響するような不具合は確認されませんでした。水平落下・コーナー落下のいずれでも蓋が開くこともなく、閉じた状態がしっかり維持されていました。
一方で、Dux Ultraには衝撃を受けた跡がわずかに見られました。これはケースが衝撃を吸収し、MacBook Neoに伝えなかったということなのでむしろ高評価。
ただし、これはあくまで実使用想定のテストです。床の素材、落ちる角度、当たり方、落下回数によって結果は変わります。ケースを付けていれば必ず無傷で済む、という意味ではありません。それでも、MacBook本体を直接落とすのではなく、角や外周をケースで受け止められるのは大きな安心材料といえそうです。
ケース代に1万円は高い?リセール価格と修理費から考えてみよう
実力は十分に伝わったはず。しかし、「ケースに1万円以上出すのはもったいないのでは?」と感じる人もいるかもしれません。その疑問は感覚としてはよくわかります。しかし、MacBookという製品の性質を踏まえると、この投資には十分な理由があります。それには、リセールバリューと修理費用が関係しています。
損傷アリ/ナシ。MacBookの下取り価格の差
MacBookシリーズをはじめとしたApple製品は、パソコンやタブレットなどの中でも比較的リセールバリューが高いことで知られています。それでは、実際の買取価格はいくらになるのでしょうか。
買取業者「クイック」の価格表(2026年7月7日時点)を見ると、MacBook Neo(256GB)は未使用品なら8万4000円ですが、中古品は状態に応じて6万6000円~4万1000円まで幅があります。512GBモデルも未使用品8万9000円に対し、中古品は7万7000円~4万8000円です。
リセールバリューが高いおかげで、美品であれば高く買い取ってもらえます。が、それと同時にキズや使用感があるとそこから2万円以上買取価格が下がってしまいます。「使用感の少ない美品」と「傷や使用感が目立つ個体」で大きな差があるんです。
またAppleの下取りサービス「Apple Trade In」でも、筆者のM1 Pro搭載14インチMacBook Pro(M1 Pro)の場合、「良好な状態」は6万2000円だったのに対し、「損傷がある」は1万2000円まで下がりました。
Apple Trade Inでは、多少の使用感程度なら「良好」の範囲に収まりますが、目立つ、または激しい劣化がある、部品が欠けている、正常に動作しない、電源が入らないなどの場合、申告区分が「損傷がある」に変わり、下取り額が一気に下がってしまいます。ケースをつけて外装をきれいなまま保てれば、将来売却する際にその差額分だけ得をする可能性が高くなります。1万円台のケースでこれが防げるのであれば、文字通り「安い買い物」と言ってもいいでしょう。
MacBookの修理費用。一体いくらかかるのか
万が一落として画面や外装を破損させてしまった場合、どれくらいの修理費用がかかるのでしょうか。
MacBook Neoの場合、AppleCare+に加入していれば、過失や事故による損傷に対する修理サービスを利用回数の制限なく受けられます。しかし、たとえAppleCare+に加入していても、壊してしまうと1万円台から数万円の出費が発生する点は押さえておきたいところです。

AppleCare+未加入の場合は、さらに修理費用が高くなります。保証外で修理した際に7万円かかったという声もあります。損傷内容によって修理費が高額になる可能性があるため注意が必要です。
AppleCare+に入っていても入っていなくても、1回の落下事故で1万円台から数万円単位の出費が発生しうることを考えると、実売価格が1万円台であれば、「保険」のような役割も期待できます。
日本ではまだまだ知られていないSTM。実際どんなブランドなの?
耐衝撃ケースの世界にはさまざまなメーカーが存在しますが、STM Goodsは日本ではまだあまり知名度が高くありません。どんなブランドなのか、簡単に紹介しておきましょう。
STM Goodsは1998年、オーストラリア・シドニーで誕生しました。創業者のイーサン・ナイホルム氏は、当時「ノートパソコンを安全に持ち運べる、ファッション性の高いバッグ」が市場に存在しないことに着目。ファッション業界出身の共同創業者アディーナ・ジェイコブス氏とともに、「デジタル機器をしっかり保護しながら、洗練されたファッション性も妥協しない」という新しいコンセプトのバッグを生み出しました。
社名の「STM」は、「smarter than most(ほかの誰よりもスマートに)」というスローガンの頭文字です。創業から25年以上が経った現在も、このコンセプトのもとバックパックやケースなど幅広いアクセサリーを展開しています。ちなみに主力シリーズ名の「Dux」は、オーストラリアでその学年・年度に最も優れた成績を収めた生徒に贈られる称号に由来しているそうです。
日本国内では、STM Goodsは教育現場向けの製品でも展開されています。GIGAスクール構想(NEXT GIGA)向けのiPad用キーボードケースなどが国内代理店を通じて扱われており、米軍規格の落下試験をクリアした堅牢性も特徴のひとつです。
また、日本の販売代理店アーキサイトの紹介ページでは、STM Goodsが選ばれる理由として「APPLE SPECIALIST MARKETING COOP」も挙げられています。Apple Specialistは、Appleが定める販売・サービス認定を満たす、またはそれを上回る実績を持つ、Appleから独立した正規販売店およびサービスプロバイダのことです。
日本ではまだ「STM」という名前を知らない人も多いかもしれません。ただ、MacやiPad向けアクセサリを長く手がけてきたブランドであり、今回のSTM Dux Ultraもその流れにある製品といえます。

Dux Ultraを買うことは安心を買うこと
Macデビューに最適な価格と性能を持ったMacBook Neoですが、それでも12万円は高い買い物です。そして繰り返しにはなりますが、毎日バッグに入れて、教室、カフェ、自宅を行き来するなら、落下や衝撃のリスクはいつでも付きまといます。
「STM Dux Ultra」のような耐衝撃・耐落下ケースは、MacBook Neoのデザインを活かしながら、本体へのダメージを抑えられる有用なアクセサリです。リセールバリューの維持や修理費用への備えという意味でも、実売価格が1万円台であれば「保険」のような役割を期待できます。iPhoneと同じように、MacBookにもケースをつける。毎日持ち歩く人ほど、検討する価値はありそうです。
STM Dux Ultra MacBook Neo用 耐衝撃・耐落下保護ケース
※本記事は株式会社アーキサイトとのタイアップです。







