ゲーム配信に特化した世界最大級のプラットフォームが「トゥイッチ（Twitch）」です。日本ではまだあまり馴染みがありませんが、米国を中心とした海外ではアマゾン傘下でどんどん規模を拡大しており、先日は日本オフィスの設立が発表されました。今後は間違いなく日本でもゲーム動画配信の有力な選択肢になっていくでしょう。
そんなトゥイッチでいち早くゲーム配信を始めてみるのも面白そうです。ちなみにゲームしか配信してはいけないという決まりがあるわけではなく、あくまでメインストリームがゲームというだけなので普通の動画を配信してももちろんOKです。ただトゥイッチを見に来ている視聴者は基本的にゲームを求める人が多いですし、ゲームタイトルから配信を探す機能もあるので、ゲーム以外でトゥイッチを使うメリットはあまり大きくありません。
また、現状では配信者や視聴者に海外ユーザが多いのも特徴ですが、サイト自体は日本語化されていますし、映像は言語の壁も乗り越える力があるので利用には問題ありません。配信ソフトにはやはり「OBS」を使用します。配信した動画をユーチューブに投稿できるユニークな連携機能もあるので、これらの動画サイトをうまく使い分けるのも手です。
STEP・ゲーム配信用のセッティング
OBSで［設定］の［配信］タブから［ストリーミングサービス］と［Twitch］を選択します。［出力］タブの［映像ビットレート］を2500程度に、［映像］タブの［FPS共通値］は30にするといいでしょう。FPSは画面の動きを決める要素で、60にするとかなりスムースですがMacへの負担も大きくなります。高スペックでないなら30くらいが無難です。設定を終えたらOBSの画面にゲームを表示し、映像ソースに［ゲームキャプチャ］を追加し、ゲームのウインドウを選択しましょう。
（１）注目のゲーム動画配信サービス
ゲーム配信を行いたいならTwitchを真っ先に候補にすべきです。現在は海外ユーザがほとんどですが、日本からの配信者も増えています。
（２）ビットレート設定は高めに
配信ソフトはOBSがおすすめ。ゲーム配信の場合は特に映像ビットレートとFPSの設定が重要です。画面をスムースに動かすために高めの設定にしましょう。
（３）配信キーをコピー
Twitchの配信ダッシュボードから［設定］タブを開き、［配信キー］を表示させてコピーします。このキーを人に知られてはいけません。キーをOBSにペーストすれば接続完了です。
（４）ゲーム画像を配信
OBS側で［配信開始］すれば配信が始まります。配信は不特定多数に見られる可能性がありますが、コメントはTwitchユーザしかできないので、無責任な発言はある程度防げる仕組みです。