iCloudに対応したソフトには、Time Machineのように、変更履歴を辿ってファイルのバージョンを戻す機能があります。たとえば「プレビュー」を使って画像を編集した場合、編集前の画像に復元できるということです。ただ、画像を取り扱う場合は、編集後の画像とは別に、オリジナルの画像を残しておきたい場合があると思います。そんなときに役立つテクニックをご紹介しましょう。
まずは普通に復元するように、「ファイル」メニューから[バージョンを戻す]→[すべてのバージョンをブラウズ…]を選択しましょう。
目的の画像を発見して「復元」をクリックすれば、バージョンが戻ります。これが一般的な使い方ですが、画像を個別に保存したい場合はここで[コマンド]キーと[シフト]キーを押しながら[S]キーを押してください。これは「ファイル」メニューにある[複製]のショートカットですが、この状態でも機能します。
そうすると、このように編集中の画像に復元されるのではなく、コピーとして個別に保存できます。
いったん加工前まで戻してから別名で保存して、加工後に戻す、というような、面倒なうえにミスが起きそうな手順を踏まずに済みます。ぜひ、覚えておきましょう。