【ここが新しい!!】
??ウインドウが移動可能に
??株価や天気を検索可能に
??口語で検索可能に
話言葉で語りかけるように検索しよう
エルキャピタンのテーマの1つに、「エクスペリエンス(体験)の向上」が挙げられる。この一環で、アップルはOS X標準の検索機能であるスポットライト(Spotlight)を進化させた。天気、スポーツ、株価、インターネット上にあるビデオ、交通機関情報の検索結果を表示できるようになり、たとえば位置情報による天気予報を表示したり、スポーツ試合の結果も教えてくれたりする。
さらに、問いかけのような自然語での検索が可能になった点も大きなポイントだ。音声認識はできないがiOSのSiriのように「4月に高尾さんから来たメール」「昨日作ったプレゼン」といった形で検索できるようになる。これまでは、グーグルでWEBを検索するようなキーワードで検索していたと思うが、もっと具体的な言葉で検索できる。もっともこれは英語の話であって、日本語での自然語検索は順次対応していくようだ。
そして、実はユーザにもっとも喜ばれそうな新機能は、スポットライトの検索ウインドウが移動可能かつリサイズできるようになったこと。スポットライトは、登場してからOS Xマーベリックスまではメニューバーのスポットライトアイコンをクリックするとスポットライトメニューが開いていた。そして、ヨセミテではウインドウ化したものの、デスクトップのセンターを陣取る形式だった。検索結果に応じて移動・リサイズできると利便性はさらに向上するはずだ。
さらに、大きく利便性を高めてくれそうなのが、iOS 9にも搭載された「プロアクティブ」と呼ばれる先読み機能だ。スポットライトウインドウを開いた時点であらかじめ必要だと思われる情報が開いたり、アプリの候補が表示されればかなり便利になるだろう。