スノーレパードでは、アプリケーションが起動している状態でドック内のアイコンを長押しすると、エクスポゼ状態になると同時にコンパクトなメニューが表示されるようになった。
しかし、レパード以前からMac OS Xを使い続けていたユーザの中には、この仕様に使いにくさを感じる人もいるはずだ。例えばiTunesでは、以前はアイコンの長押しで開くコンテキストメニューからいろいろな操作ができたが、スノーレパードでは同じコンテクストメニューが表示されない。
解決策としては、ボタンの長押しではなく、[コントロール]キー+クリック、もしくは右クリックを使用する方法が挙げられる。これらの操作なら、レパードの頃とおなじコンテキストメニューがすぐに開く。
しかし、アイコンの長押しが手に馴染んでしまったという場合、「ターミナル」を使って仕様を変更してもいいだろう。[アプリケーション]→[ユーティリティ]フォルダにある「ターミナル」を起動して、次のコマンドを入力しよう。
defaults write com.apple.dock show-expose-menus -bool no; killall Dock
すると以前と同じコンテキストメニュー表示になる。元に戻すときはコマンドの「no」の部分を「yes」にして再実行しよう。