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駅のホームも静寂に変えるヘッドフォン「Jabra Evolve3 85」レビュー。超強力なノイキャンマイク内蔵。ブームマイクを廃したスリムな見た目、でも実力は骨太だ!

著者: 関口大起

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駅のホームも静寂に変えるヘッドフォン「Jabra Evolve3 85」レビュー。超強力なノイキャンマイク内蔵。ブームマイクを廃したスリムな見た目、でも実力は骨太だ!

Jabra Evolve3 85」の体験は、とにかく衝撃の一言だった。異次元の性能を誇るノイズキャンセリングマイクで環境音をシャットアウトし、通話相手に余計な音を聴かせない。

オンライン会議が当たり前になった今、重要なのは自分が快適な環境を整えることだけではない。コミュニケーションの相手に負担をかけないことこそ、本当に必要なことではなかろうか。

さて、そんなオンライン会議時代において、多くの人を悩ませるのが「場所問題」。筆者も毎日のように困っている。会議室は基本的に予約でパンパン。テレカンブースも奪い合い。その結果、オフィスの自席でオンライン会議に参加…ということになる。そうなるとどうしても、周囲の話し声、電話の音、キーボードのタイプ音などなど、ノイズがかなり入ってしまう。

ノイズキャンセリングマイクを搭載したイヤフォンやヘッドフォンもいくつか試してきたが、完璧にシャットアウトとはいかない。そんな中、発表会でデモを見た「Jabra Evolve3 85/Evolve3 75」の性能は驚きだった。車通りの多い道路脇からの通話でもほぼ無音。また、隣で大声で電話する人がいても、その声すら入らない。

というわけで、その衝撃をMac Fan Portal読者にもお届けすべく、実機をお借りした。さっそくレビューしていこう。

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Jabra Evolveシリーズとは。進化を続けるビジネス向けソリューション

Jabra Evolveシリーズは、Jabraが法人・ビジネス用途向けに展開してきたヘッドフォンの主力ラインだ。「オンライン会議での使いやすさ」を追求し、進化を続けてきた。

初代Evolveシリーズから一貫して重視されているのが、通話品質・装着感・業務効率の3点。特にマイク性能には定評があり、オープンオフィスのような騒がしい環境でも、話者の声をクリアに届けることを重視して設計されている。

前モデル・Evolve2シリーズでは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や大型ドライバの搭載など、ヘッドフォンとしての快適性と音質が大きく進化した。一方、口元に伸びるブームマイクは健在。その「いかにも業務用」という見た目は、好みが分かれるポイントだったろう。

そして登場したのが、Evolve3シリーズだ。最大の進化点はマイクの進化。高いノイズキャンセリング性能を誇りながら、なんとブームマイクを廃した。見た目は完全に一般的なワイヤレスヘッドフォン。しかし中身は完全なるハイスペックビジネス仕様だ。この「見た目」と「中身」のギャップこそが、Evolve3シリーズの魅力であり特徴である。

ブームマイクレスのデザイン。日常使いするヘッドフォンと言われても違和感はない。
豊富なボタン類。マイクのアイコンが刻印されたボタンはミュートのオン/オフをコントロールできるほか、長押しで割り当てたAIアシスタントを呼び出せる。
左のイヤカップ天面に搭載されているのは「Microsoft Teamsボタン」。ワンプッシュで会議に参加できる。




ブームマイクレスを実現したAI音声処理技術。Evolve3シリーズのスリム化に貢献

Evolve3 85の最大の特徴が、AI音声処理技術「Jabra ClearVoice」だ。数千万規模の音声データを学習したディープラーニング技術で、人の声と周囲の雑音をリアルタイムで分離する。この技術により、Evolve3 85はブームマイクレスを実現した。

左右のイヤカップにマイクの孔が確認できる。

また、Evolve3 85は前モデル・Evolve2 85から大幅にスリム・軽量化。過去、筆者はオーバーイヤ型のヘッドフォンをオンライン会議用に使っていたことがある。そのときは、1時間もしないうちに耳が痛くなってしまうのが悩みの種だった。しかし、Evolve3 85は違う。オーバーイヤ型というのはもちろんあるが、ソフトかつ通気性の高い素材を採用することで、痛み、そしてムレが発生しづらい。実際、1カ月程度の試用期間で不快感を覚えることは一度もなかった。

さらに、バッテリ性能も強力だ。ANCオフ時の音楽再生は最大120時間。通話の場合は最大25時間も持続する。会議が立て続けに発生する日でも、数日は余裕で持つだろう。また、ワイヤレス充電に対応する点もユニークだと思う。

右側のイヤカップの外側が充電モジュールとなっており、ワイヤレス充電に対応する(専用充電器が付属)。もちろん有線充電用のポートも搭載。USB-Cケーブルで充電可能だ。

Evolve3シリーズは前モデルからどれだけ進化した? 前シリーズと比較

Evolve3シリーズは、2モデルをラインアップする。その違いと、前世代のEvolve2 85/75を加えてスペックを表にまとめてみた。

最大の違いはやはりマイクのノイズキャンセリング性能の向上と、ブームレス設計だ。バッテリの持続時間は、おそらくAI処理などの負荷によってわずかながら短くなっているが、音楽再生時の持続時間は飛躍的に向上した。Evolve3シリーズ内での主な違いは、その形状にある。オーバーイヤか、それともオンイヤか。この辺りはユーザの好みにもよるだろう。

前モデルのEvolve2 85。ブームマイクを採用しており、マイクの展開/収納でミュートのオン/オフを切り替えられる。
同じく前モデルのEvolve2 75。こちらはオンイヤ型だ。




マイクのノイキャン性能をテスト。駅で、オフィスで、場所を問わず静寂に

Evolve3 85のノイキャン性能を確かめるべく、2つのシーンでテストを行った。使用したツールはMicrosoft Teamsだ。

オフィスロビーでEvolve3 85と有線イヤフォンの違いをチェック

まずはオフィスのロビースペース。もともとノイズの少ない環境だということもあり、ほぼ無音の中で話しているようだった。正常に接続されているか不安になるくらい。一方、一般的な有線イヤフォンを使った場合、ホワイトノイズが目立つ。

オフィスのロビーでEvolve3 85をテスト。
同スペースで、有線イヤフォンを使ってテスト。

駅のホームでEvolve3 85と有線イヤフォンの違いをチェック

続いて駅のホーム。どちらも電車が出発するタイミングで録音した。環境音がかなり大きいこと、そして通信環境の兼ね合いもあり、やや話し声が乱れている。しかし、ノイズキャンセリング性能は驚きのクオリティだ。ぜひ有線イヤフォンでのテストと聴き比べてほしい。

駅のホームでオンライン会議に参加することはまあないと思うが、Evolve3 85の驚くべきノイズキャンセリング性能は伝わるはずだ。
声は届けられるが、電車の音がかなりうるさく会議に集中できる環境ではない。

令和のビジネスパーソンにあるべき、オンライン会議のお作法

なお、ビジネス用とはいえ、Evolve3 85は音楽用途でも満足度が高い。低音はナチュラルで量感は十分。そして中高域の解像感が高く、ボーカルや声が前に出るチューニングだ。ANCの効きも自然で、違和感なく快適に音楽を聴くことができた。仕事でもプライベートでも使える、ハイレベルなヘッドフォンと言えるだろう。

冒頭にも書いたが、オンライン会議時代の今、気を使うべきは自分に快適な環境を作ることだけではない。コミュニケーションを取る相手にストレスを与えないことも、これからのビジネスパーソンに求められる姿だ。Evolve3 85は決して安価なヘッドフォンではないが、それを実現するもっとも手軽な一手だと思う。

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