最近、珍しいスマートホームコントローラーを見つけました。その名も「muiボード」。一見すると“ただの木の板”なのに、実はタッチディスプレイを備えているんです!
しかしあいにく我が家には、muiボードと接続するために必要なスマートホームの国際規格matter対応の家電がなく、スマートホーム機能は使えない…。
かと断念しかけましたが、それ以外の「タッチパネルディスプレイ」部分にも、メッセージの送受信機能、またスピーカ機能も搭載されているなどたくさんの魅力がたくさん詰まっているとのこと。
これはぜひ試したみたい!と思ったところ、一つ前の世代であるmuiボードの第1世代を試す機会をいただきました。そこで「タッチパネルディスプレイ」としてのmuiボードをレビューをしていこうと思います。
専用アプリと連携できる! 天然木のボード
触ってみて驚いたのは、ボード自体の肌触りの良さと軽さです。天然木を使っているということもあり、つるつるとした触り心地です。また実際に持ってみても、850gと軽く、別の場所への移動も難なく行えます。
設定方法も簡単です。まずは、muiボードをコンセントで接続。muiボード上でWi-Fi設定などを進めると、QRコードがmuiボード上に表示されるため、専用アプリ「mui」から読み取ります。さらに設定を進めることで、iPhoneとmuiボードを連携させることができました。
muiボードの基本設定が完了すると、muiボードが点灯してアイコンが表示されました。シンプルながら、わかりやすいアイコンです。アイコンをタッチするだけで使えるので、小さなお子さんでもすぐに使えると思います。
muiボードは置き手紙代わりにも。iPhoneとメッセージのやりとりが可能に!
また、iPhoneとmuiボードの双方向のやりとりができるんです。
muiボードから手書きのメッセージを送る場合は、指でなぞって文字を書きます。そして、右下の送信マークを押すだけ。簡単に「mui」アプリにメッセージが届きます。まだスマホを持っていないお子さんや、お年寄りとのやりとりにも使い勝手が良さそうです。
大人同士でも、LINEやメッセージだとつい無機質となってしまう文章も、手書きメッセージだとあたたかいコミュニケーションが取れるかもしれません。
iPhoneからmuiボードにメッセージを送りたいときは、「mui」アプリにメッセージを打ち込み送信するだけです。
テキストのやりとりだけでなく、muiボードとiPhone間でボイスメッセージの送受信もできます。muiボードには、マイクとスピーカも搭載されているため、声を6秒間記録し、「mui」アプリに送信することができます。
デジタルなのに“アナログっぽさ”が楽しい!
muiボードを使ってみて感じたのは、デジタルなのに“アナログっぽさ”があることです。
たとえば、muiボードにはラジオ機能が搭載されていますが、まるでアナログのラジオのように、周波数を左右に指で操作し合わせることができるんです。実際は、iPhoneのradikoとソフトウェアのシステムを連携し、ラジオを流せる仕組み。radikoアプリをiPhoneに入れておけば、特別な設定をせずとも自動的に流すことができました。
もちろん、iPhoneのradikoから直接流すこともできますが、muiボードを使えばアナログのような操作性に遊び心を感じます。
またmuiボードは、タイマー機能も備えているのですが、ここでもこだわったデザインとなっています。
まず、モーメントタイマー機能です。指でなぞった線から、1秒ごとにドットが消えていきます。
もう一つは、キャンドルタイマー機能です。5分ごとに一本のろうそくが表示されます。しかも芸が細かく、時間が経つにつれてろうそくの中央からロウが溶けていくようなデザインとなっているんです。特に暗闇の中で見ると、本物のろうそくを眺めているような、落ち着いた気持ちになってきました。
時間の経過とともに、ロウソクが小さくなっていく様子もアナログらしいです。秒数がカウントできるデジタル時計がたくさんあるなかで、デジタルの無機質さがなく、デザインからぬくもりを感じました。
また、「届ける時間」というアラーム機能もあります。こちらは、けたたましい音が鳴るのではなく、朝起きたときなどに心地の良いBGMで気持ちよく起こしてくれる機能です。
そのほかにも..ついmuiボード上で表示したくなる天気予報や記念日機能も!
アプリで設定することで、muiボード上に天気予報の表示や記念日や予定も表示できます。
また「はんこあつめ」という、スタンプラリーのような機能も搭載されています。 これは、「mui」アプリ上で目標を設定し、それを達成したときにmuiボードをタップして「はんこ」を集めていきます。決めた個数までタップすると、あらかじめ設定しておいたメッセージを表示されるので、こちらも、お子さんや家族との目標共有に良さそうです。
“アナログっぽさ”を重視したUIにしたのは、muiボードが家族と家族をつなぐ、デバイスとなることを目指しているから。デジタルデバイスでありながら“アナログっぽさ”を残し、ぬくもりも意識した設計になっているんです。
今回は、「タッチパネルディスプレイ」としての第1世代muiボードをレビューしました。
また現在応援購入サービス「Makuake」にて、第2世代muiボードのプロジェクトが進行中です。第1世代の「タッチパネルディスプレイ」としての機能はそのまま、スマートホーム機能がより進化しているとのこと。
たとえば、SwitchBotハブミニとの連携やエアコンのスマートホーム機能、スピーカの音質の向上など、さらに進化しています。
さらに、12月24日から2025年1月23日の期間であれば、 二子玉蔦屋家電のポップアップにて、実際にmuiボード本体を触れることができます。
「Makuake」での購入期間は2025年1月17日までとなっているため、興味のある方はこの機会にぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。
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著者プロフィール
大竹望未
『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利なガジェット、iPhoneのTipsを日々探し求めています。