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ダイソーの「ガラス用液体フィルム」。iPhoneの画面保護性能はいかに? 3Hの硬度を持ち、UV耐性、撥水性もプラス!

著者: 飯塚直

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ダイソーの「ガラス用液体フィルム」。iPhoneの画面保護性能はいかに? 3Hの硬度を持ち、UV耐性、撥水性もプラス!

ダイソーで購入した「ガラス用液体フィルム」でiPhoneの画面は守れるのか? 実際に試してレポートします。内容量は1ml、販売価格は税込110円です。

液体フィルムとは? 保護フィルム、ガラスフィルムに次ぐiPhoneを守る第3の選択肢

皆さんは「液体フィルム」をご存じでしょうか? スマートフォン向けの液晶保護アイテムというと、量販店などではプラスチック素材の「保護フィルム」やガラス素材の「ガラスフィルム」をよく見かけますが、第3の選択肢として「液体フィルム(または、液体コーティング)」が登場しています。

調べてみると、「液体フィルム」の理屈は車のコーティング材と同じです。ケイ素化合物などを使用した「ガラスコーティング」、シリコーンなどの合成樹脂を使用した「ポリマーコーティング」などが有名ですね。

それをスマートフォン向けに落とし込んだのが「液体フィルム」というわけです。

とはいえ、日本国内において、スマートフォンと同等の歴史をもつ「保護フィルム」や、その進化形ともいえる「ガラスフィルム」ほどの信頼性はあるのでしょうか? 塗るだけという簡便さが、何とも言えない不安をかき立てます。

正直にいうと、興味はあるけど手が出せないという状態だったのですが、100均で「ガラス用液体フィルム」を発見したので購入してみました。内容量は1mlで、スマートフォンの画面で2〜3面分の塗布が可能です。価格は110円(税込)でした。

Amazonで見つけた液体フィルムの例

スマホまもる君
参考価格:2000円

Next Generation Coating スマホコーティング液
参考価格:1960円

侍コーティング
参考価格:1698円




ダイソーの「ガラス用液体フィルム」は表面硬度が3H。それってどれくらいすごいの?

まず知っておきたいのが、保護フィルムの性能指針となる「表面硬度」について。この表面硬度ですが、いわゆる「引っかき硬度(鉛筆法)」(情報:一般財団法人 日本塗料検査協会)を用いていることが多いようです。

コーティング面(塗膜)に鉛筆の芯を押しつけて引っかき、傷が付かない硬度を調べるというもの。もちろん、メーカーが独自に行った試験による「○H相当」といったものもあるでしょう。

さて、今回購入した「ガラス用液体フィルム」は「3H(実力値)」という性能の製品です。一方、量販店などで行われている塗布サービスや、広く販売されている液体フィルムの硬度は「9H」程度が多いようです。そういった意味では、ダイソーのガラス用液体フィルムはほかの製品と比べるとスペック的に見劣りします。しかし、プラスチック素材の「保護フィルム」の硬度は「3H」程度なので、そこまで悪い感じはしません。

ダイソーのガラス用液体フィルム
ダイソーで購入したガラス用液体フィルム。強度は3H(実力値)でした。
ガラス用液体フィルム 付属品のシート
液体のほか、施工面を掃除するウェットシートと塗るときに使用するドライシート、乾燥後に使用するマイクロファイバーシートが入っています。

ガラス用液体フィルムを構成する2つの素材。傷を防止しつつ、UV耐性や撥水性もプラス!

そもそも、ダイソーのガラス用液体フィルムを構成するのは「ナノ粒子酸化チタン(TiO2)」と「シリカナノ粒子(SiO2)」です。

素材ごとの特性・役割をみてみると、「ナノ粒子酸化チタン」はUV耐性や防汚性。「シリカナノ粒子」は膜の強度向上や密着性向上などを担っているよう。この組み合わせは「日焼け止め」(UVケア製品)などでもみられます。配合率やほかの混合物の具合で、さまざまな製品で採用される組み合わせのようです。

採用した素材を考えると、ダイソーのガラス用液体フィルムは「3H」程度の硬度を持ちつつ、UV耐性や撥水性、防汚性を付与するコーティングだと解釈できます。つまり、高硬度なハードコーティングではなく、機能性に寄った製品であるということですね。

試しにiPhone 17 Pro Max用のガラスフィルムに塗ってみましたが、色が付いているわけでもないので、見た目の変化はありません。なお、施工後の24時間は濡らさないよう注意書きがありました。

iPhone用ガラスフィルム
試しに使用したiPhone 17 Pro Max用のガラスフィルム。
ガラス用液体フィルムを塗布
容器の関係か、液体フィルムは強めに振らないと出てきません。
液体フィルムを塗り広げる
液体を塗り広げる際は、付属のドライシートを使います。




保護の持続期間に注意。ダイソーのガラス用液体フィルムは約3〜6カ月

落下などを考えると、ガラスのディスプレイの保護という意味では「ガラスフィルム」のほうが良さそうな気もします。しかし、本体のデザインを損ねないということ、そして気泡など入り込まないということを考えると、ダイソーのガラス用液体フィルムはアリな選択肢な気がします。

ただし、持続期間には注意。ダイソーのガラス用液体フィルムは約3〜6カ月とされており、使用状況に大きく左右されるようです。高硬度な他製品であっても持続期間が設定されているので、その点は気をつけましょう。

iPhone 17 Pro Max用のガラスフィルムに施工した状態では、霧吹きで水をかけたり、汚れた手で触ったりしても、未施工時との差はあまり感じませんでした。これは、そもそもガラスフィルム自体に抗菌加工や指紋・皮脂防止加工が施されているためだと思われます。まったく加工されていない素のガラスに施工したら、違った結果になるかもしれません。

液体フィルムのあり/なしを比較
左側が未施工、右側が施工済み。一見して違いはわかりません。

スマートウォッチや腕時計の風防に使うのもアリ。ただし、開封後の保存はできません

今回は、100均の「ガラス用液体フィルム」を試してみました。ガラス専用ということで、スマートウォッチを含む腕時計やメガネなどにも使用できるそうです。

落下などに対する安全面や信頼性を考えると、手に持って操作するスマートフォンよりも、固定して使用する腕時計などのほうが相性がいい気もします。

ここ数年でよく見かけるようになった、スマートフォン向けの「液体フィルム」という製品。メイン端末で使うなら高硬度製品がオススメですが、体験するという意味では、100均で購入できたのは良かったです。

ガラケー時代、折りたたみ式ケータイの画面にキー形状の傷が付くという経験をしましたが、この製品があればそんな傷に対応できたのかも?と思いつつ、目に見えてわかりやすい保護性能の担保があれば普及しそうだなと思いました。

ちなみに、開封後は保管できないそうなので、所有する腕時計にひたすら塗り続けたということを追記しておきます。保管方法は課題になりそうですね。

腕時計の風貌を保護する用途でも利用可能
そもそも保護フィルムが用意されていないようなガジェットや、腕時計のガラス面などとは相性が良さそうです。




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著者プロフィール

飯塚直

飯塚直

PC、カメラ、スマートフォン、プリンターをこよなく愛すフリーランスライター。

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