Entra ID連携でユーザー単位のデバイス制御に対応
AssetView Cloud +は、デバイスそのものではなく、デバイスやSaaSを利用する「ヒト」を軸に、情報資産やIT資産、SaaSを管理するクラウド型ツールである。従来は端末単位の制御に加え、Active Directory(AD)との連携によるユーザー単位の制御に対応していた。
新バージョンでは、新たにMicrosoft Entra IDとの連携に対応した。これにより、オンプレミスのADを利用せず、Entra IDでID管理を行う企業でもユーザ単位でデバイスを制御できるようになる。利用者や承認者に応じた管理が可能となり、同社はセキュリティ強化と運用の柔軟性向上を両立できるとしている。

Microsoft Entra IDとの連携により、端末単位やAD連携に加えてユーザー単位でのデバイス制御に対応SentinelOneの脅威情報を管理画面とメールで通知
SentinelOneとの連携も強化した。SentinelOneが検知したセキュリティ脅威を、AssetView Cloud +の管理画面上にアラートとして表示できる。
また、新たな脅威が検知された際には、メールで通知を受け取ることも可能になった。同社は、AssetView Cloud +の管理画面やメールから脅威の発生を確認できることで、インシデント発生時の初動対応の迅速化につなげられるとしている。

SentinelOneが検知したセキュリティ脅威をAssetView Cloud +の画面に表示し、メールでも通知USBなど外部デバイスの利用状況を可視化
メンバー詳細画面では、そのユーザに割り当てられたPCに接続されたUSBデバイスなどの外部デバイスを一覧で確認できるようになった。
ユーザを軸に外部デバイスの利用状況を把握できるため、端末の紛失時や従業員の退職時における利用デバイスの把握、監査対応などに活用できる。

従業員ごとにUSBデバイスの利用履歴を可視化し、利用デバイスの把握や情報漏えいリスクの低減を支援管理コンソールのセキュリティと運用機能も強化
新バージョンでは、管理コンソール周辺の機能も拡充した。
デバイスの保有状況を確認する機能を追加し、紛失リスクへの気づきや資産状況の把握を支援する。また、管理コンソールへのログイン履歴を確認できるようにし、新規ログイン時には管理者へメールで通知する機能も追加した。
ログインパスワードについては非可逆暗号化方式に変更したほか、ログイン処理時間からアカウントの状態を推測されにくくするため、処理時間を一定にする仕組みを導入し、タイミング攻撃への対策も強化した。
さらに、リモート接続終了後に作業内容を履歴として記録できるようになった。これまでExcelなどで別途管理していた作業履歴をAssetView Cloud +上で一元管理でき、同社は情報システム部門の業務効率化につながるとしている。
なお、各機能の利用可否は契約するプランやオプションによって異なる。詳細は同社の問い合わせ窓口で案内している。
クラウドID環境で「ヒト」を軸に管理
今回の新バージョンでは、これまでAD環境で利用できたユーザ単位のデバイス制御がEntra ID環境にも広がった。さらに、EDRが検知した脅威情報や外部デバイスの利用状況、管理コンソールへのログイン履歴など、管理者が確認できる情報も拡充している。
同社はこれらの機能強化により、情報システム部門の運用負担を軽減しながら、企業のセキュリティガバナンス強化と情報漏えいリスクの低減を支援するとしている。

