端末配布後の継続管理が重要に
同社は今回の対応の背景として、教育現場における継続的な端末管理の必要性と、Appleの端末管理の変化を挙げている。
GIGAスクール構想の第2期では、1人1台端末の更新が進むなか、導入後も端末を適切な状態に保ち、継続的に管理・運用することが重要になっているという。文部科学省が示す第2期の最低スペック基準では、Windows、ChromeOS、iPadOSの各OSについて、最新OSへのアップデートが明記されている。
また、文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(令和7年3月)」では、端末の配布後もセキュリティ設定やOS、Webブラウザを含むソフトウェアのアップデート、端末の状態確認などを離れた場所から一元管理できることが求められ、MDMによる管理が推奨されている。配布後の端末を最新状態に保ち、その状況を遠隔から把握することは、業務用端末の管理においても重要な論点となる。
設定をグループまたは個別端末へ適用
新機能では、Apple標準の宣言型デバイス管理で配信する設定を「宣言型フィーチャーセット」として登録し、グループまたは個別の端末へ適用できる。設定の登録や確認から端末への適用、適用状況の確認までをmobiconnect上で管理可能だ。
宣言型フィーチャーセット管理機能の対象はiOS/iPadOS 17以降の端末で、Apple MDMおよびHybrid MDMに対応する。
第1弾はソフトウェアアップデート設定
第1弾として提供する「ソフトウェアアップデート設定」は、iOS/iPadOS 18以降の監視対象端末で利用できる。
OSの自動ダウンロードと自動インストールのほか、強制アップデート、OSアップデートの期限設定、アップデートの遅延や通知などを設定可能。セキュリティ対応とシステムファイルの自動インストール、ベータプログラムの使用についても管理できる。
期限や遅延、通知を管理側で設定できるため、組織の運用方針に応じたソフトウェアアップデート管理が可能になる。
iPhone/iPadの更新管理を効率化
mobiconnectは、法人や教育機関向けのモバイルデバイス管理サービス。スマートフォンやタブレット、PCに対し、アプリ配信や設定変更を遠隔から行える。紛失時には、位置情報の取得、端末のロック、データ消去などにも対応する。
今回の機能拡充により、Apple標準の宣言型デバイス管理を利用する設定を、mobiconnectの管理画面からグループ単位または端末単位で適用し、その状況まで確認できるようになった。多数のiPhoneやiPadを配備する企業や教育機関では、OSアップデートに関する管理作業の効率化につながる。
なお、今回発表された機能の対象はiOS/iPadOS端末とされており、Macへの対応については記載されていない。iPhone、iPad、Macを混在運用する組織では、管理対象となるOSの範囲に留意したい。

