検証結果サマリー
【ブラウザ性能】
MacBook Neoは「Speedometer 3.0」でWindows PC 2機種を上回った
【アプリ起動】
Wordの初回起動ではWindows PCが速かったが、標準ブラウザとメールアプリでは大きな差は見られなかった
【リモート会議】
MacBook Neoは、背景ぼかしを有効にしても映像や音声の乱れなく利用できた
本記事での比較機種
- MacBook Neo:A18 Pro、8GBメモリ、512GB SSD
- Surface Laptop 7:Snapdragon X、16GBメモリ、256GB SSD
- ThinkPad L13 Gen 6:Core Ultra 5 225U、16GBメモリ、256GB SSD
※各機種の詳細なスペックは第1回を参照してください。
検証項目①ブラウザベンチマーク
まずは、Webブラウザの処理性能を検証しました。
使用したのは、Webブラウザ上で動作するアプリケーションの応答性能を測定するベンチマーク「Speedometer 3.0」です。数値が高いほど高性能であることを示します。検証は各機種の標準Webブラウザ(MacはSafari、WindowsはMicrosoft Edge)で行いました。
※各OSの標準ブラウザを使用しているため、スコアにはPC本体の処理性能だけでなく、SafariとMicrosoft Edgeの実装や最適化の違いも含まれます。
結果は、MacBook Neoが50.2点を記録し、Surface Laptop 7(22.13点)、ThinkPad L13 Gen 6(34.47点)を上回りました。
Webブラウザは、Webサイトの閲覧だけでなく、Microsoft 365やGoogle Workspaceなどのクラウド型業務アプリを利用する場面でも重要な役割を担います。
今回の結果から、MacBook Neoはブラウザ上で動作するWebアプリを快適に利用できる処理性能を備えていることがうかがえます。Microsoft 365やGoogle Workspaceなど、ブラウザを中心に業務を行うユーザーにとっても、PC選びの参考になる結果といえるでしょう。

検証項目②アプリ起動時間
続いて、日常業務で頻繁に利用するアプリの起動時間を比較しました。
対象は、職種を問わず利用機会の多い「標準Webブラウザ」「標準メーラ」「Word」の3種類です。いずれもOS起動後の初回起動を対象とし、アプリアイコンをクリックしてから、アプリの画面が表示されるまでの時間を計測しました。
結果を見ると、標準Webブラウザと標準メーラでは、MacBook NeoとWindows PC 2機種の間に大きな差は見られませんでした。いずれも1秒前後で起動しており、実際の利用で違いを体感する場面は少ないでしょう。
一方、Wordだけは傾向が異なりました。Windows PC 2機種が約1.5秒で起動したのに対し、MacBook Neoは約5秒を要しています。今回の結果だけで原因を特定することはできませんが、Mac版とWindows版のWordにおける起動処理や最適化の違いなどが影響している可能性があります。
なお、今回計測したのはOS起動後の初回起動です。同じアプリを2回目以降に起動すると、MacBook Neo、Windows PCともに起動時間は大幅に短縮され、Wordも1〜2秒程度で起動するようになりました。
今回の検証では、Wordの初回起動で差が見られたものの、標準Webブラウザと標準メールアプリでは3機種に大きな差はありませんでした。また、Wordも2回目以降は1〜2秒程度で起動しています。初回起動に限った差であることを踏まえると、日常業務への影響は限定的といえるでしょう。



検証項目③リモート会議
最後に、リモート会議時の快適さを検証しました。
まずは、内蔵カメラとマイクの品質です。各機種の標準Webブラウザを使ってGoogle Meetでビデオ録画を行い、映像と音声を比較しました。
MacBook Neoの内蔵カメラは1080p品質で、色合いや露出は自然です。映像の反応にわずかな遅れを感じる場面はありましたが、実務で利用するには申し分ない画質でした。
Surface Laptop 7も1080p品質ですが、MacBook Neoと比べるとやや暗めの映像で、露出補正も控えめという印象です。一方、ThinkPad L13 Gen 6は5メガピクセルカメラを搭載しており、彩度は控えめながらシャープで落ち着いた画質でした。
音声についても比較を行いました。別のデバイスで雑踏の環境音を流しながら録画しましたが、3機種ともノイズは適切に抑えられ、会話を妨げるような違いは確認されませんでした。
実際の比較映像を掲載しているので、画質や音質の違いを確認してみてください。
Google Meetを使い、1人のみの状態でビデオ録画を行いました。Google Meetの設定は標準設定とし、OS独自のカメラ設定なども変更していません。
【検証動画】MacBook NeoとWindows PC、カメラ・マイク品質を比較
続いて、会議中の動作も確認しました。
背景ぼかしを有効にした状態でGoogle Meetを利用したところ、MacBook Neoでは映像や音声の乱れなどは発生せず、快適に会議を行えました。
一方、ThinkPad L13 Gen 6では、録画データを4回確認したところ、いずれもほぼ同じタイミングで映像のコマ落ちが発生していました。今回の検証環境に限った現象である可能性があり、原因は特定できていません。ただし、4回の録画でほぼ同じタイミングにコマ落ちが確認されたため、本記事では検証時に観察された事象として記録しておきます。
日常業務でもMacBook Neoは十分実用的
今回は、Webブラウザの処理性能、アプリの起動時間、リモート会議という3つの観点から、日常業務における快適さを検証しました。
その結果、MacBook Neoはエントリーモデルでありながら、一般的なビジネス用途に対応できる性能を備えていることが確認できました。
WebブラウザのベンチマークではWindows PC 2機種を上回る結果となり、クラウド型業務アプリを利用する場面でも高い処理性能が期待できます。また、アプリの起動時間ではWordの初回起動を除き、大きな差は見られませんでした。リモート会議でも映像や音声に問題はなく、背景ぼかしを有効にした状態でも快適に利用できました。
一方で、ThinkPad L13 Gen 6では、今回の検証環境において映像のコマ落ちが確認されるなど、スペックだけでは判断できない違いも見られました。
今回の検証からは、MacBook Neoは価格を抑えたエントリーモデルでありながら、日常的なビジネス用途で安心して選べる1台であることがわかりました。

