PDFのサイズを縮小する
最近は、仕事でPDFを扱わないという日は少なくなりました。Macのいいところは、特別なソフトを用意しなくても標準の「プレビュー」だけでたいていのPDFを編集できることです。
ところが、画像が多く含まれた複数ページのPDFファイルはかなりサイズが大きくなるという問題があります。いくらアイクラウド・ドライブやメールドロップがあっても、100MB超のPDFを相手とやりとりするのは大変効率が悪いでしょう。そうした場合は、確認用にサイズを軽量化したPDFを作成すると効率的です。難しい操作は必要なく、書き出しのダイアログからクオーツフィルタの[Reduce File Size]を適用して書き出すだけです。画質の劣化していないオリジナルのPDFとは別に保存して、テキストの部分やレイアウトを確認するために用意すると便利ですよ。
高速にPDFを分割する
また、複数ページのPDFを何人かの相手に確認してもらいたい場合に、全ページを全員に送るのはさまざまな問題があります。必要なページだけを相手に渡すにはプレビューのサムネイル表示からドラッグ&ドロップすればよいのですが、ページ数が多いとかなり面倒な作業です。しかも細かいことですが、たとえば1ページ目をドラッグすると「〈ファイル名〉(ドラッグされました).pdf」というファイル名になり、2ページ目は「〈ファイル名〉(ドラッグされました)1.pdf」のようになります。すると、ページ数とファイル名の連番が一致しないため、ファイルのリネーム作業の際に間違えたりとトラブルが生じがちです。
そうした問題をもっとシンプルに解決したい人は「PDFニンジャ」を使ってみてはいかがでしょうか。複数ページのPDFをドラッグ&ドロップ操作で1ページごとに分割したり、バラバラのPDFを1つのPDFに結合したりといった操作が1つのウインドウ内で行えます。実はこのPDFニンジャ、手前味噌ですが筆者の勤める会社で製作したソフトです。もともとは業務上の必要性から社内ツールとして考案されましたが、皆さんの仕事の効率化にも役立つかもしれないということでMacアップストアで販売しています。レビューなどで感想や評価をいただけるとうれしいです。
(1)プレビューで大きなサイズのPDFを開き、[ファイル]メニューの[書き出す]のダイアログで[Quartzフィルタ]から[Reduce File Size]を選択して[保存]します。
(2)100MB近かったサイズのPDFが60MB前後にまで小さくなりました。画像が含まれている書類ほど圧縮効果は高いのですが、画質は劣化します。レイアウト確認などに使う分には問題ないでしょう。
PDF Ninja
【開発】MIXTURE SCAPE. K.K.
【価格】120円
【カテゴリ】Mac App Store>ユーティリティ
(3)「PDFニンジャ」はドラッグ&ドロップでPDFの分割と結合を1つのソフトで行えます。複数ページのPDFをウインドウのファイルドロップエリアにドラッグし[分割する]をクリックします。
(4)指定した階層にフォルダが作成され、1ページごとに分割されたPDFファイルが保存されます。ページ数も「<ファイル名>-P1」のように追加されます。
(5)分割されたPDFを同じようにドラッグして、[結合する]をクリックすると、今度は1つのPDFファイルになります。分割してから特定のページだけを1ファイルにまとめる際に使うと便利です。
【もっと媚薬】
プレビューのPDF形式保存ダイアログには[暗号化]という項目があり、PDFを開くための任意のパスワードを設定できます。メールやオンラインストレージでファイルを送信する場合に設定しておくとセキュリティ上のトラブルのリスクが下がります。