まず1つは、ファイルの保存ダイアログにフォルダをドラッグ&ドロップする方法だ。すでにファインダウインドウ上で保存したい階層が表示されている場合は、かなり素早く保存場所を指定できる。
この方法は比較的メジャーであり、日常的に活用しているユーザも多いだろう。
そして、もう1つは、[フォルダへ移動]のキーボードショートカットを使って、ファイル階層を直接記述する方法だ。
[コマンド]キー+[シフト]キー+[G]キーを押すと、ファイルパスを入力する画面が表示される。そこに階層を記述していけばいいのだ。
この方法は、一見一般的なユーザーにとって敷居が高い印象があるが、実際に使ってみるとそれほど敷居が高いわけではない。入力するとわかるが、フォルダ名の予測変換と自動入力が行われるため、階層が浅いフォルダであれば意外と簡単に入力できるのだ。
日本語表記でも同様で、「/s」まで打って少し待つと「/システム」と補完され、その状態で「/システム/l」と「l」(エル)を1文字打つと「システム/ライブラリ/」と自動で補完されていく。
フォルダ構成を熟知していれば、素早い入力が楽しめるだろう。