※この記事は『Mac Fan』2023年5月に掲載されたものです。
モバイルバッテリをコンビニやカフェ、駅で手軽にレンタルできる
私はお店での支払いや会員証、ポイントカードの提示などをほとんどiPhoneのアプリで行っているので、iPhoneの電源が外出先で切れるのは致命的です。モバイルバッテリや充電器を持ち歩いてもよいですが、私の場合は毎日のように使うわけではないですし、荷物もなるべくすっきり減らしたい。そこで使っているのが、コンビニやカフェ、駅構内などで手軽にモバイルバッテリをレンタルできるサービスです。
このようなサービスの開始当初はレンタルスポットが都心中心でしたが、今ではサービス範囲が広がり、さまざまな場所で手軽に借りられるようになりました。加えて複数のレンタルサービスが登場しており、いろいろ試したところ「ChargeSPOT」が特におすすめです。「バッテリースタンド(モバイルバッテリを充電しながら保管する機器)」の設置台数が約3万5000台と多いので、いざというときに頼りになります。
「ChargeSPOT」アプリを使うことで、現在地や指定した場所の周辺に設置されているバッテリースタンドを検索できます。
なお、レンタルできるモバイルバッテリには3タイプのケーブルが内蔵されており、Lightning、USB−C、マイクロUSBを利用可能。ケーブルを別途用意する必要もありません。
気軽にレンタルできて6時間使っても330円!
利用には、iPhone向けアプリ「ChargeSPOT」や、同アプリでの支払いに対応する各種決済アプリが必要です。まずは同アプリから、近くのバッテリースタンドの設置場所を検索してみましょう。バッテリースタンドは、コンビニやカフェ、駅構内、ドラッグストアなどの空きスペースに置いてあるので、意識しないと意外に見つかりません(そういう隙間で商売できるモノだからこそ、いろいろな場所に増えてきたんだと思います)。なお、店舗では自分でバッテリースタンドを探すより店員さんに聞くほうが素早く見つけられる場合が多いです。
バッテリースタンドを見つけたあとは、バッテリースタンド前面に掲示されているQRコードを読み込んで、PayPayやApple Payなどで料金を支払います。すると、まるでトースターのようにモバイルバッテリがポンと飛び出すので、これを受け取って利用しましょう。ちなみに、私はモバイルバッテリを取り出すときにうっかり押し込んでしまい、そのまま返却してしまった経験があります(苦笑)。皆様はこんな事故を起こさぬよう、慎重に取り出してください。
返却時はアプリ操作は必要なく、バッテリースタンドの空きスロットにモバイルバッテリを差し込むだけでOKです。借りた場所に限らず、どのバッテリースタンドに返却してもよいので、たとえば東京駅で借りて新幹線の中で充電して、名古屋駅周辺で返却するなんてことも可能です。なお、各バッテリースタンドの貸出/返却可能台数は同アプリで確認できます。
同アプリを使うことで、各バッテリースタンドの住所や写真に加えて、貸出/返却可能台数を確認できるのもポイントです。
実際の私の使い方としては、充電器やモバイルバッテリを持っていない日にiPhoneのバッテリ残量が約20%になった段階で、そのあとの予定を確認します。その予定次第で、同アプリから設置場所を探してモバイルバッテリをゲット。充電しながら移動して、1日の予定が終わったら自宅近くのスポットで返却しています。
なお、料金は30分未満で165円、6時間未満で330円、24時間未満で480円です。とはいえ、モバイルバッテリ自体の容量もありますから、6時間くらいで返却するのがリーズナブルかつ効率的に充電できると思います。皆さんも、生活導線の最後のルート上にある駅やコンビニにバッテリースタンドがあるか確認しておくと、効率よく返却できるでしょう。
ひと昔前は、携帯電話の販売店に設置された充電ボックスに入れて充電し、数時間後にデバイスを取りに行くのが主流だった時代もありましたが、最近は本当に便利な時代になりましたねぇ。
30分未満165円、6時間未満330円と、手頃な料金で利用でき、使い方もとても簡単。バッテリースタンドの設置場所が多いのも便利なポイントです!