カテゴリ単位で悪意のあるサイトへのアクセスを遮断
ウェブコンテンツブロッカーは、ユーザーが選択したカテゴリに該当するWebサイトへのアクセスをリアルタイムで遮断する機能だ。悪意のあるサイトやリスクの高いサイト、望ましくないコンテンツなどへの意図しないアクセスを抑制する。家族が利用するデバイスのアクセスを管理し、設定を2FAでロックすることもできる。
Surfsharkによると、閲覧内容を監視せずにカテゴリ単位でアクセスを制御できるという。同社のシステムエンジニアリーダーを務めるKarolis Kaciulis氏は、悪意のあるサイトを遮断することで、詐欺の回避やオンライン上の危険にさらされる機会の低減につながるとしている。
利用する際は、Dausosプロトコルで接続した状態で、Surfsharkアプリの設定からウェブコンテンツブロッカーを有効にする。追加のアプリやブラウザ拡張機能を使わず、Surfsharkアプリ内で設定できる。
専用トンネルとポスト量子セキュリティを組み合わせる
Dausosは、ユーザーセッションごとに専用のVPNトンネルを割り当てるSurfshark独自のプロトコルだ。データパケットを分散させ、ネットワークの状態やデバイスの性能に応じて通信を調整する仕組みを採用している。
今回の機能拡張では、この専用トンネルを用いる仕組みと即時のWebフィルタリングを統合した。同社は、望ましくないカテゴリのサイトを遮断しながら、業界標準のVPNプロトコルと比べて最大30%高い接続速度と低遅延を維持し、ポスト量子セキュリティも利用できるとしている。
Dausosは現在macOS限定、組織管理機能への言及はなし
ウェブコンテンツブロッカー自体はWindows、macOS、iOS、Androidに対応しているが、Dausosプロトコルは現時点でmacOSアプリのみで利用できる。Surfsharkは、今後ほかのプラットフォームにも対応する予定としている。Dausosでウェブコンテンツブロッカーを利用するには、最新版のmacOSアプリと、Surfshark OneまたはSurfshark One+の契約が必要となる。
ウェブコンテンツブロッカーは、家庭内で家族が利用するデバイスのアクセス管理を主眼とした機能として案内されている。企業ITの観点では、MacのVPN接続による通信保護と、悪意のあるWebサイトへのアクセス抑止を同じアプリ上で利用できる点が特徴だ。ただし、今回の発表では、企業向けの一括設定や集中管理機能の有無は明らかにされていない。

