社内のMac比率が約半数に
Sansanでは、業務用デバイスとしてWindows PCとMacのいずれかを選択できる。2019年頃にはWindows PCが約7割を占めていたが、現在ではMacが全体の約半数まで増加しているという。
Mac利用者が増える一方で、調達や運用面では課題も生じていた。従来はApple StoreでMacを購入したあと、リース会社と契約するリースバック方式を採用しており、発注から納品まで1.5〜2カ月を要していた。
そのため、1〜2カ月分のMacをあらかじめ在庫として確保していたが、最新モデルや高スペックモデルへのニーズが高く、既存在庫を活用できずに余剰在庫が生じるケースもあったとのことだ。
キッティングや返却対応も運用負荷に
Macが数十台単位で入荷した際には、シリアル番号の読み取りや台帳への登録、管理番号の発行などを手作業で行っており、1回の対応に2〜3日を要していたという。
返却時にも初期化や回収手配など複数の作業が発生していたことから、Sansanは複数のLCMサービスを比較検討。その結果、Tooが提供する「UTORITO」を採用した。
調達から返却まで「UTORITO」で一元化
UTORITOは、デバイスの調達からキッティング、運用、保守、回収、返却までを一括して支援するLCMサービス。調達では残価設定型リースのApple Financial Services(AFS)を活用でき、デバイスの残存価値を反映した価格で導入できる。
Webポータルから在庫確保やリース開始申請、キッティング依頼、配送先登録などを行えるほか、利用中のデバイスや在庫状況も確認できる。Sansanでは、デバイス運用に関する情報やコミュニケーションを一元管理できる点を評価したという。
また、UTORITOには修理保証が付帯し、キッティングや返却時のデータ消去もサービス内容に含まれる。故障時に予算外の修理費用が発生しにくく、デバイス運用にかかるコストを見通しやすい点も採用理由になったとしている。
Mac調達コストを15〜20%程度削減
SansanではUTORITOの運用開始から約半年が経過し、現在263台を運用するとともに、さらに141台を発注している。AFSの活用によりMacの調達コストを15〜20%程度削減したほか、業務負荷の大きかったキッティング作業も担当者の手を離れ、運用負荷が大幅に軽減されたという。
Webポータルを利用した申請プロセスの標準化により、運用の属人化防止にもつながっているという。Sansanでは今後も社員数とMac利用台数の増加を見込み、UTORITOを活用してMacの調達・運用の標準化と効率化を進めていくとしている。

