iTunesに登録されているミュージックビデオが多い人は、ビデオではなく音楽だけ持ち歩きたいと考えるかもしれない。ビデオデータはiPhoneの容量を圧迫するし、音楽の再生よりバッテリの消耗も激しい。さらにいえば、歩行中ビデオに見入ることはあまりないはずだ。
そこで、ミュージックビデオから音楽データだけを取り出してみよう。
iTunesのビデオを選択したあと、[オプション]キーを押しながらメニューバーの[詳細]をクリックすると、[AACに変換]という項目が表示される。後はこれを選べばいい…はずなのだが、実際にはちょっとしたコツが必要だ。
実は、そのまま[AACに変換]を選ぶとなぜかファイル選択ダイアログが表示され、せっかくiTunesでビデオを選択していてもそれを変換してくれないのだ。この問題を解決するためには、[AACに変換]を選んだあと、即座に[オプション]キーから指を離そう。
この操作によって、iTunes上で選択したビデオから音楽ファイルを生成できる。変換したものはビデオと同じ名称で[ミュージック]のリストの中に追加され、元のミュージックビデオはiTunesライブラリの[ムービー]リスト内にそのまま残る。