GPS機能のないデジカメの場合でも、画像のようなGPSロガーを使うことで写真に位置情報を付加できる。このとき、先に位置情報を付加してからiPhotoに読み込ませれば問題ないのだが、問題は、先にカメラから直接iPhotoに読み込ませてしまった場合だ。
後から位置情報を反映させたい場合は、まず、iPhoto内に取り込んだ写真の元データが格納されている場所を開く必要がある。自分のユーザフォルダ→[ピクチャ]→[iPhoto Library]のファイルを右クリック(または[コントロール]キー+クリック)してコンテキストメニューを開き、[パッケージの内容を表示]を選んで中身を開く。すると中に[Original]フォルダがあり、その中に取り込み日時ごとのフォルダで分けられて、元写真が格納されているのがわかるはずだ。
ここにある写真に対して、「GPSPhotoLinker」などのダウンロードソフトなどを使って位置情報を付けていこう。
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ただし、ファイルに位置情報を付けただけではiPhotoのデータベースには反映されない。そこで、iPhotoで位置情報を後付けした画像を選択して、[写真]メニュー→[位置情報を再スキャン]を選択しよう。写真に付加されたGPS情報から撮影地を反映できるようになる。
なお、撮影地の情報はiPhotoでの管理にはとても便利だが、WEBでの公開ではプライバシー上の問題が発生する場合がある。
iPhotoから共有でアップロードするとき、位置情報を付加してアップしたい場合は[環境設定]パネルの[詳細]タブから[公開する写真に位置情報を含める]にチェックを入れておくと位置情報をそのままアップできる。逆に自宅の位置情報などが入っている写真をアップすることがある場合、このチェックは外しておくほうが安全だ。