Hello everyone! Mac Fan編集部の中臺です。
暖かい日が増え、だんだん春らしくなってきましたね。東京では今週末が桜の開花予定日とのことで、お花見に行かれる方も多いのではないでしょうか? 今回は、そんな行楽シーズンにピッタリなガジェットをご紹介します。それがこちらの「HOVERAir X1 Smart」。なんとこちら、空飛ぶAIカメラなんです!

HOVERAir X1 Smart

一般的なドローンは、飛ばす際に機体の登録申請などが必要なのに対し、本機は重さが99gのため、空港などの飛行禁止空域や法令で禁止されている場所、人が混雑している状況などでなければ、申請せずにすぐに飛ばすことができます。さらに、2.7K/30fpsのカメラを搭載し、人物や景色の動画を撮影することが可能です。
ではさっそく使ってみましょう! 飛ばす前に、iPhoneにアプリ「Hover X1」をインストールし、本機の電源を押してペアリングします。そうすることで、本機で撮影した動画をiPhoneにダウンロードしたり、同アプリ内でほかのユーザが撮影・投稿した動画を見たりすることができます。また、初期設定では撮影できるモードが限られていますが、本機を使い込むにつれアプリ内に新しいモードがどんどん追加されていきます。
基本となる撮影モードは主に5種類あります。まずは「ズームアウト」モードを試してみましょう! 下記はHOVERAir X1 Smartで撮影した動画から切り出した写真です。

まず人物の顔がアップで映され、徐々に人物から遠ざかり、周りの景色が映り込んでいきます。スケール感や臨場感がありますよね!
続いて「フォロー」モードを試しましょう。
“フォロー”という名前のとおり、人物の背後を追いかけるように追随してきます。フォローする距離は、近め/標準/遠めの3種類から選べるほか、撮影する高度も下降/標準/上昇から選択可能です(写真はどちらも標準に設定して撮影しました)。

私がくるっと振り向き立ち止まると、カメラもピタっとその場で動きを止めました。小走りして立ち止まっても正確に停止するので、アクションムービーのような迫力ある映像を撮りたいときにも活躍するでしょう。

そして私がもっとも感動したのが「俯瞰撮影」モードです。

モードを選択すると、あらかじめ設定した5m/7m/9m/15mの4つの高さにぐんぐん上昇していきます。

そして真上からのアングルで撮影してくれるんです(眩しくて上を向けませんでした笑)。その場の空間が際立つので、たとえば花畑や海など、美しい景色を撮影したいときに最適な機能だと思いました。さらに、俯瞰撮影中は円を描きながら撮影することも可能です。ゆっくりと回転したり、すばやく回転したりしながら、まるで映画のワンシーンのような映像を撮影できます。
ちなみに撮影を終了したいときは、手のひらを広げるとそこへ“ふわり”と本機が舞い降ります。最初試すときは「痛かったらどうしよう」と思いましたが、手に近づくにつれ飛行速度が遅くなるので、痛みも怖さもまったくありません。また、プロペラガードを備えるため、万が一のときでも安心です。

ほかにも気になる機能はたくさんありますが、長くなってしまうので最後に製品のスペックをおさらいします。本体サイズの大きさは横幅約111mm、縦幅約142mm、奥行き27mmで、重さは99gととてもコンパクトです。
一度に飛行できる時間は最大10分ですが、替えのバッテリを付属するセットを購入すれば、より長い時間楽しむことが可能です(ちなみに、私の場合1シーンの撮影にかかる時間は長くても2分ほどでした)。またカメラについては、画像サイズは1200万画素と500万画素を選べ、解像度は2704×1520/30fps、1920×1080/60fps、1920×1080/30fpsの中からシーンに合わせて選択できます。カラーは今回私がお借りしたブラックとホワイトの2色展開で、価格は5万9980円から。
いつものカメラとは一味違う撮影をあなたも楽しんでみてはいかがですか? それではまた来週、お会いしましょう!
●製品貸与「Zero Zero ROBOTICS」
著者プロフィール

中臺さや香
Mac Fan編集部所属。英日翻訳職を経て、編集部へジョインしました。趣味はピアノを弾くこと、読書、最新のガジェットを触ること。月に一度、Appleに関する最新情報を生配信で解説している「Mac Fan News」も見にきてください!