インディアンジュエリーから発想を得た、唯一無二のApple Watchバングルブランド「SOULITE」。日本代理店である「SOULITE JAPAN」代表の浅井修氏を取材した。
SOULITE Apple Watchバングル
SOULITE JAPAN代表:浅井修氏
アパレル業界に特化したECサイトの運営を行いながら、WebマーケティングやWeb分析の分野で事業を展開。顧客に最適なオンライン戦略を提供し、ビジネスの成長をサポートしている。また、自社でもECサイトの運営を行うことで活きたデータを収集し、マーケティングキャンペーンの最適化や、ユーザーエクスペリエンスの向上も得意とする。
Apple Watchは“腕時計を再定義”していない?
Apple Watchが登場したのは2015年のこと。それから9年が経過し、街中で目にしない日はないほど一般的なデバイスとなった。調査会社Canalysの2020年の発表によると、当時、すでに累積出荷台数が1億台に迫ると報告されている。
現在のApple Watchのラインアップは、スタンダードなモデルであるApple Watch Series 9、ハイエンドモデルのApple Watch Ultra 2、そしてエントリーモデルのApple Watch SEの3つだ。各モデルがさまざまな需要の受け皿となり、多くのユーザと幅広いシーンで評価されている。
Apple Watchは「腕時計を再定義した」とよく言われる。ただ私個人としては疑問を呈したい。Apple Watchは、あくまで“腕時計の形をしたデジタルデバイス”だ。腕時計と形状こそ同じだが、その本質は別物ではないか。
というのも、現代における腕時計は「時間を確認するためのモノ」ではなく、所有者の個性やこだわり、内部構造へのロマン、そして価値観を映す鏡のようなモノだからだ(感覚はアクセサリや嗜好品に近い)。すでに一般化したApple Watchは、シンプルなデザインもあり、その役割を果たしてはいないと感じる。
Apple Watchに腕時計を“再定義させる”アクセサリ
そんな中、バンドやケースによってApple Watchに個性をもたらそうというブランドが登場している。シリコンラバーやファブリックを用いたシンプルなものではなく、“価値観の鏡としての腕時計”をApple Watchで再現する、デザイン性に富んだ製品群だ。その代表例が「GOLDEN CONCEPT」や「HUMBLE RICH」など、平均価格帯が10万円を超えるハイエンドなブランドたちである。
上記の2ブランドは、腕時計然としたバンドとケースを提供しているが、今回、また別のベクトルのブランドを発見した。それが「SOULITE」だ。SOULITEは、インディアンジュエリーにインスピレーションを受けたApple Watch用バングルを数多くリリースしている。
「Apple Watchユーザに自由を」SOULITEの想い
SOULITEは、台湾のデザイナーQuincy Wong(クインシー・ウォン)氏が手がけるブランドだ。クインシー氏は元々Appleユーザで、Apple Watchも使用していた。しかし、デザインも、素材も、耐久性も、彼の感性に響くバンドが存在せず、自ら作ることにしたという。
SOULITEというブランド名は「SOUL(魂)」と「LITE(軽さ)」から来た造語だ。「Apple Watchでも自由に個性を表現したい」というメッセージが込められている。モチーフに使われるのは、インディアンジュエリーではおなじみのイーグル(鷲)や羽。いずれも仕上げは職人による手作業で行われている。
総代理店を務める「SOULITE JAPAN」の代表・浅井修氏は、SOULITEの誕生直後からクインシー氏と連係し、日本市場での展開を担ってきた。信頼関係は厚く、日本発のアイテムといった取り組みも視野に入れているという。
「既存のApple Watchユーザの中には、Apple Watch単体だと物足りず、ブレスレットやバングルを重ね付けする人もいます。ただ重さが気になるほか、Apple Watchとアクセサリーがぶつかり合って邪魔に感じることもあるようです。その点、SOULITEならApple Watch自体をアクセサリとしてお楽しみいただけます」(浅井)
SOULITEのおすすめ&人気モデルは?
浅井氏に、SOULITEの人気モデルを聞いてみた。
「売れ行きで言うと、SUN EAGLE GOLD V2です。男女ともに引き合いが強いモデルですね。続いて、EAGLE FEATHER、FEATHER GOLD TIPも人気があります。女性からはARABESQUE FLOWERを多くご注文いただいています」
「これらのほかに、個人的にはイタリア産の木材を使用したGOLDEN FORESTも使いやすくて好きですね。あとは、大きくイーグルのモチーフを配置したEAGLE CLOUD ROYALもインパクトがあり、人気です」
女性向けのデザインや同コンセプトのAirPods Proケースも
浅井氏の話からわかるとおり、SOULITEはラインアップが非常に多い。インディアンジュエリーらしい派手なデザインを楽しめるものから、比較的シンプルなものまで揃っている。前述の木材を用いたものだけではなく、陶器やストーンを散りばめたモデルなど、デザインの考え方も極めて自由だ。
Apple Watchバングルと同じコンセプトで作られた、AirPods Pro用のケースEAGLE BASEにも注目したい。付属の専用ネックレスとキーリングを使えば、カバンやベルトなどからぶら下げて利用することもできる。
SNSを中心に、ファッション感度が高いApple Watchユーザに“見つかりはじめている”SOULITE。まずは、みているだけでも楽しいそのラインアップをWebサイトで覗いてみてはいかがだろうか。
製品提供●SOULITE JAPAN
おすすめの記事
著者プロフィール
関口大起
『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_