※本記事は『Mac Fan』2021年7月号に掲載されたものです。
「辞書 by 物書堂」は、Macの標準「辞書」の“物足りなさ”をしっかりカバー!
macOSに標準搭載されている「辞書」ソフトは、採用されている辞書そのものや語彙数などに物足りなさを感じることがしばしば。もちろん「辞書」でわからない場合はネットで調べればいいのですが、新しいウインドウを開くのは面倒ですし、そもそも参照元のページの信憑性を確かめるという別の作業も発生してしまいます。
そこで、このたび使い始めたののが、Mac版が2021年4月末にリリースされた「辞書 by 物書堂」。App Store からダウンロードし、ソフト内からアクセスできる「物書堂ストア」から国語辞典や英和辞典などのさまざまな辞典を購入して利用することができます。
市販されている本格的な辞書なので質が高く、ライターの仕事にも役立つ『日本語シソーラス類語辞典』など、辞書ラインアップが充実しているのもうれしいところ。複数の辞書を購入するとそれなりの価格になってしまいますが、購入した辞書は「ユニバーサル購入」の仕組みによってiPhoneやiPadでも利用できます。
また、「ファミリー共有」にも対応しているので、5人までの家族メンバーも利用できることを考えれば非常にお得と言えるでしょう。iCloudを使ったデバイス間でのブックマーク共有など、Appleの最新の機能にもひととおり対応しています。
Macソフト「PopClip」と併用すれば「辞書 by 物書堂」をすぐに呼び出せる!
ただ、使ってみると少し不満を感じる点がありました。macOSの「辞書」はトラックパッドの「調べる&データ検出」ですぐに辞書機能を呼び出せるのですが、辞書 by 物書堂では「サービス」メニューのサブメニューからしか辞書を呼び出せないのです。
しかし、そんな不満も、コピー&ペースト拡張ソフトの定番「PopClip」を使えば解消。辞書 by 物書堂の辞書を呼び出す機能拡張を使うことで、操作のステップを半分にまで減らすことができました。ちょっとした時間短縮でも、調べ物の作業は何度も行うことがあるのでとても効果的です。

著者プロフィール
栗原亮(Arkhē)
合同会社アルケー代表。1975年東京都日野市生まれ、日本大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学)。 出版社勤務を経て、2002年よりフリーランスの編集者兼ライターとして活動を開始。 主にApple社のMac、iPhone、iPadに関する記事を各メディアで執筆。 本誌『Mac Fan』でも「MacBook裏メニュー」「Macの媚薬」などを連載中。














