購入とアクセス権管理を集約
Morpholio Traceは、スケッチやマークアップ、デザイン検討などに用いるアプリ。これまではApp Storeのみで提供されてきた。新プランでは、Vectorworksで利用している購入・ライセンス管理の仕組みをTraceにも広げ、企業がチーム全体へ展開できるようにする。
なお、App Store経由のサブスクリプションは引き続き提供。既存のTrace法人契約者も、現在のライセンスとアップデートを継続して利用できる。
管理者はカスタマーポータルからユーザーごとにライセンスを割り当て、Vectorworksアカウントでアクセス権を管理する。チームや人員構成の変化にも対応できるとしている。
Vectorworksのシングルサインオン(SSO)も導入した。ライセンスを割り当てられたユーザーは、所属組織の既存のVectorworksアカウントでTraceを利用できる。既存ユーザーは、プロジェクトやステンシル、カスタムカラーパレットを新しいVectorworksアカウントに移行可能だ。
MDMでストレージやAI機能を制御
MDMへの対応により、企業は自社のIT環境に合わせてアクセスやアプリの設定を管理できる。制御対象には、ストレージ、エクスポート、AI機能などが含まれる。
製品ページでは、IntuneとJamfへの対応も案内している。Vectorworksは、IT部門が他の設計ソフトウェアと同じ手順でTraceを展開でき、デザイナーは従来の方法で製図作業を続けられるとしている。
スケッチとCAD環境の連携も拡張
新プランは、Vectorworks 2026 Update 6で導入されたTraceとの直接連携を基盤とし、iPadでのフリーハンドスケッチとVectorworksのデザインファイルや作図環境をつなぐ。
今後提供予定の新しい機能グレード「Trace Ultra」の初期機能も先行して利用できる。まずは、1プロジェクト当たりの最大レイヤー数を25から50に拡張する。
企業にとっては、設計現場で使うiPadアプリを、ライセンスの割り当てからアプリ設定まで管理できる導入形態が加わる。Vectorworksの管理基盤とMDMを通じ、デザイナーの作業環境とIT部門の運用管理を両立させる仕組みとなる。


