業務アプリの開発・運用スキルを証明、ClarisがFileMaker技術者試験2026

2026.09.23 早川厚志 約3分
業務アプリの開発・運用スキルを証明、ClarisがFileMaker技術者試験2026

Appleの100%子会社であるClaris Internationalは9月8日、「Claris FileMaker 技術者試験 2026」を順次提供すると発表した。FileMakerを使った業務アプリの開発やシステム管理の知識・技術を証明する日本独自の認定試験で、同日から2区分の予約受付を開始した。現行の2024年版は2027年2月末で終了する。

アプリ開発からサーバー管理まで4区分

FileMakerは、自社の業務課題に応じたカスタムAppを作成・展開できるローコード開発プラットフォーム。作成したアプリはMac、Windows、iOS、Webブラウザで利用でき、クラウドやオンプレミスで共有できる。

技術者試験はClaris日本チームが監修し、ピアソン・プロフェッショナル・アセスメント(以下、ピアソン)のコンピュータ・ベースド試験(CBT)サービスを通じて実施する。役割やスキルレベルに応じ、開発者向けの3区分とシステム管理者向けの1区分を設けている。

「Basic Developer」は、業務上の課題などを解決するアプリを作成するための基礎的な知識・技術を対象とする。「Advanced Developer」は、組織内での共有利用を前提に、重要なデータを保護しながら業務効率化を図るアプリの構築技術を証明する。

「Expert Developer」は、多様な業務や複雑な課題に対応する高度なアプリの設計・開発技術を対象とする。「System Admin」では、FileMaker ServerやFileMaker Cloudの導入・運用、オンプレミスやクラウドでのアプリの管理・保守に関する技術を証明する。

10月から順次配信、受験料は6,600円から

先行する「Basic Developer」と「Expert Developer」は、9月8日に予約受付を開始し、10月1日に配信を始める予定。「Advanced Developer」は2026年12月、「System Admin」は2027年2月の配信開始を予定している。

Claris技術者試験 公式Webサイトによると、各試験の総試験時間と受験料は次の通り(料金はいずれも税込)。

試験区分総試験時間受験料
Basic Developer60分6,600円
Advanced Developer60分12,100円
Expert Developer90分17,600円
System Admin60分12,100円

受験方法は、全国のピアソンテストセンターでの会場受験と、「OnVUE」オンライン監督試験によるリモート受験から選べる。予約や試験要項は、こちらのページで案内している。

2024年版は2027年2月末に終了

2026年版の提供開始に伴い、2024年版の試験は2027年2月末で終了する。2024年版で一部の試験に合格し、同じバージョンで全4区分の合格を目指す場合は、それまでに受験を完了する必要がある。

合格者には、デジタル資格認定プラットフォーム「Credly」を通じてデジタルバッジを発行する。勤務先や顧客への提示、履歴書やWebサイトへの掲載などに利用でき、Macなどで活用する業務アプリの開発・運用を担う技術者が、自身のスキルを示す手段となる。

企業ITを見直すきっかけを、メールでお届けします。

業務端末・IT環境を見直すための視点や、
Appleテクノロジーに関する判断材料をお届けします。