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新しいAppleビジターセンターを誌上でバーチャル体験

著者: 山田昇

新しいAppleビジターセンターを誌上でバーチャル体験

Appleの新社屋、通称「Apple Park」に併設されているビジターセンターがオープンしたのは、2017年11月のこと。一般に開放されたこの場所は、早くも多くの人々で賑わう人気のスポットになっている。ここでは、そんなビジターセンターの雰囲気を隅々まで紹介しよう。

ビジターセンターの屋根は、カンチレバー(片張り)式カーボンファイバー製。石で覆われた芯だけで支えられており、外側から支える柱は一切使われていない。

最新のアップルを体感できる

米国カリフォルニア州クパチーノに建設された新社屋「アップルパーク」。ビジターセンターはその一角にある。ビジターセンターは、アップルの社員のみならず一般の人が自由に出入りできる場所で、アップルの製品が購入できるアップルストアとして、また、ここでしか買えないアップルグッズが手に入るスーベニアショップとして利用できる。

ビジターセンターは、アップルパーク中央にある円形のメインビル「スペースシップ」とは別の建物になるが、ビジターセンター内にはアップルパーク全体の模型があり、貸し出されるiPadを使いARアプリをかざすことで内部の様子をバーチャル体験できる。また、ビジターセンター自体も、曲面ガラスや人口大理石の床などアップルパークと同じ建築的特徴が取り入れられており、新しいアップル本社の魅力を十分に体感できる場所になっている。

ビジターセンターの店内。Genius機能を持たないApple Storeとして営業が行われている。旧社屋(Infinite Loop)のビジターセンターより店舗面積が広く、Appleのすべての製品が展示されていた。

巨大なApple Parkの模型が設置されている。背面にApple Parkロゴが刻まれた専用のiPad Proが貸し出され、その中にあるアプリでかざすとARでApple Parkのエコロジー設備の説明や、メインビルの内部レイアウトを見ることができる。

ほかのApple Storeと違い、Apple Park内を撮影した写真を見られるiPhoneや、Apple Parkのデザインヒストリーなどを確認できるiPadが展示されている。

壁側には、Apple製品の各種アクセサリのほか、土産グッズが並んでいる。ラインアップは、キャップ、Tシャツ、キッズTシャツ、エコバッグ、ポストカードなどさまざま。

Tシャツは、Apple Park ARを体験できる店内専用iPad Proの裏と同じデザインをあしらったパターンと、アップルロゴパターンの2種類があった。

ビジターセンターにはカフェも併設されている。これは2014年に建築したAppleの試験的カフェ「Alves Cafe Macs」の正式型となる。iPadで「food.apple.com」(社内システム)にアクセスしメニューを見ることができる。

カフェには、Apple Park内に設置されているのと同じ、深澤直人氏デザインによるテーブル&チェアが使用されている。このうちアームチェアは市販製品として販売されているが、テーブルは特注品だと考えられる。