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Mac Fan メールマガジン

掲載日:

紙の原稿は何dpiでスキャンするのがよい?

著者: Mac Fan編集部

紙の原稿は何dpiでスキャンするのがよい?

結論から先にいうと、メールで送りたいのでできるだけ軽量にしたいといった場合は150dpi前後、細かい部分までしっかりとスキャンしたいなら、300dpi前後が最適だ。できるだけ見やすくなるようにといった場合でも、600dpiまで上げれば十分。これ以上数値を高くしてもファイル容量だけ大きくなるだけで、雑誌などの原稿の場合には画質は高くならない。

なお、デフォルトでは72dpi前後になっている場合が多いが、うっかりこの解像度でスキャンしてしまうと、文字が読みづらいので注意が必要だ。以下は解像度別にMacFanの横1ラインをスキャンしたサンプルとなる。ちなみに、この数値は紙を取り込む場合の設定だ。フィルムの場合は、違ってくるので注意しよう。

[72dpiの場合]

tips100408_2_1.png

タイトルなどの大きな文字は読めるが、本文の文字はガタガタになってしまって読めなくなっている。ファイル容量は180KB。

[150dpiの場合]

tips100408_2_2.png

本文はしっかり読めるが、図版下のキャプション文字が少しだけギザギザしている。許容範囲ギリギリといったところだろう。ファイル容量は713KB。

[300dpiの場合]

tips100408_2_3.png

本文はもちろん、細かい文字もしっかりとスキャンできている。これぐらいがベストな解像度だ。ファイル容量は2.8MB。

[600dpiの場合]

tips100408_2_4.png

300dpiで取り込んだデータとそれほど見た目は変わらないがファイル容量は約10MBと容量は3倍に増えている。

[1200dpiの場合]

tips100408_2_5.png

やはり見た目は300dpiと大きな差はないものの40MBとファイル容量が大きい。もはやオーバースペックだ。