僕は比較的iPhoneやiPad用のゲームアプリを試しているほうだと思いますが、何日も繰り返しやり続けるタイトルはごく限られています。そんな僕がここ数日ずっとプレイしているのがこれ。「Pinball Tristan」というゲームです。
「ピンボール」に対してなんらかの思い出を語れるのは、たぶん30代後半以上の人でしょう。僕は30代後半ですが、地元のデパートの屋上でピンボールを見たのはせいぜい小・中学生の頃まで。その頃はもう「スペースハリアー」や「ハングオン」といった大型のビデオゲームがゲームコーナーを占拠しはじめ、ピンボールはやや隅のほうで異彩を放っていました。
その頃の僕にとって、ピンボールはどこか大人の匂いがする存在でした。ちょっと背伸びをしたくて遊んだ覚えが何度かありますが、あっさりゲームオーバーになってしまうし、盤上に点滅するライトの意味もよくわからないしであまり楽しいとは思いませんでした。
そんな僕が今、iPhone/iPadでピンボールにはまっています。
正直このPinball Tristanも、終わるときはあっさりゲームオーバーになるし、盤上のライトの意味もいまいち理解しきれていません。
でも、うまくボールを落とさずにプレイが続いているときには、なんともいえない恍惚感があるのです。このゲームには、2つのボールが同時に盤上を動いている状態があるのですが、両方のボールを落とさずにプレイし続けられると、いい感じのトランス状態に突入します。
「やっぱりピンボールは大人のゲーム。そして僕も大人になったんだなぁ…」。昔を思い出しながら改めて感慨にふけってしまいました。
Pinball TristanはiPhone(iPodタッチ)、iPadの両方に対応。価格は230円。無料アプリではないですが、きっと何度もプレイするはずです。