毎週1回、本誌のメールマガジンにお得なショッピング情報を掲載するために、秋葉原のMac関連ショップへ取材に伺っています。通常の場合、いつも伺っているところの取材をこなしつつ、なんとなく秋葉原の様子を見て帰ってくるのですが、やはり秋葉原へ行くということで、いろいろな(業務上の)お使いを頼まれることも多々あります。
お使いの品目で多いのは、CD-RやDVD-R、プリンタメーカー純正の用紙といった日々の業務に必要な消耗品ですが、たまにMacでも使用できる自作PC用パーツなどを頼まれます。消耗品はだいたい購入できる場所がわかっているのでそれほど苦労もないのですが、マニアックなPCパーツになると、1軒目のPCパーツショップにおいていないこともあり、そういう時はたいていリアルなRPGが始まります。
まずはウィークリーの取材というメインのクエストを町(=いつも伺っているショップ)でこなしつつ、その合間を縫ってあまり馴染みのないダンジョン(=PCパーツショップ)を探検していきます。毎週同じフィールド(秋葉原)を歩いているので、ダンジョンの場所くらいは頭に入っていますが、中まではさすがにわかりません。しかも運の悪いことに今日は結構な雨でした。
ところどころに配置されているトラップ(ビラ配りのメイドさんなどの誘惑)や毒の沼地(なぜか傘立ての前にある水たまり)を、時にかわし、時にはまりながら進んでいくと、そこにはいくつものダンジョンが。目指すお宝はどこかにあるかもしれないし、どこにもないかもしれない。とりあえず見つけた順番にダンジョンに入り、暇そうなモンスター(お手すきの店員さん)を捕まえては情報を得ます。運良くレベルの高いモンスターを捕まえられれば、そこで一件落着となることも多いのですが、そうそういつも上手くいくとは限りません。
2つめ、3つめ…と洞窟や塔をさまよううちに、だいたいどのあたりを見ればいいのかわかってきて、自分のレベルアップを実感。お宝を発見できた時には、結構な疲労感とちょっとした達成感が残ります。……ただ、RPGのような旅に出なくてはいけなくなるのは数カ月に1度程度なので、次に「ぼうけんのしょ」を開く時には経験値がゼロに戻っているのがなんとも。