日々の生活の中で、災害など「もしものとき」について考える機会があります。ただ、急に何か起きたときには、情報の確認やiPhoneの充電など、普段あまり意識しないことばかりで戸惑ってしまいそうですよね。
私自身も、必要な備えがあるのはわかっていても、「今すぐじゃなくていいかな」とつい後回しにしてしまいがちでした。
そんな中、気になるガジェットを見つけました。それが、スピーカ「CRANKSPEAKER」です。この製品は、スピーカながら災害時にも使える機能が備わった製品とのこと。これはぜひ試してみたいと思い、レビューします。
インテリアとして空間に馴染む見た目!
さっそく手に取ってみたところ、スピーカ本体はファブリック地で覆われたインテリアに溶け込むようなデザインです。大きさは500mlのペットボトルぐらいなので、持ち運びも簡単にできました。

一般的に災害対策として準備したグッズの中には、普段あまり使わないものも多いです。そのため、いざというときにうまく活用できないといったケースもあります。久しぶりに使おうとしたら充電が切れていたり、見つけるのに時間がかかったりするなど、思わぬ“使いにくさ”が出てしまうことも少なくありません。
しかし、インテリアとして日常使いできる製品だからこそ、万が一の場面であってもすぐに使い始めることができます。この製品の魅力の一つとしてそれを感じました。
気になるスピーカとしての機能は?
スピーカとしては Bluetooth経由で iPhoneとスムースに接続でき、普段の音楽再生はもちろん、動画視聴のときにも扱いやすい印象です。
気になる音質ですが、φ45mmという比較的大口径のスピーカに加え、低音を補強するパッシブラジエーターを搭載しているため、サイズ感から想像する以上に厚みのあるサウンドが響きます。
低域にしっかりとした存在感がありつつ、高域もクリアに伸びるので、日常的に部屋で流しておくだけでも音の広がりが心地よく感じられました。

特に、iPhoneと連携して映画やドラマを観るときには、セリフの聞き取りやすさや環境音の臨場感がぐっと増しました。画面はiPhoneのままでも、音だけで作品の没入感が一段アップします。
ラジオとしての機能
ワイドFMの受信に対応しているため、AM放送・FM放送のどちらもラジオとして楽しめます。周波数の調整は、本体中央にある「←」「→」ボタンを長押しするだけで、自動的に放送局の周波数で停止してくれるため、スムーズにチューニングできます。
また意外と便利だと感じたのが、有線イヤフォン端子が搭載されている点です。仕事中や家族が寝静まっていて音を出したくないときでも、イヤフォンを使えば周囲に迷惑をかけずにラジオを聴くことができました。
スピーカを備えていることもあり、音質は良好。災害時だけでなく、日常のBGMやニュースチェックなど、普段使いのラジオとしても活躍してくれるでしょう。


モバイルバッテリ機能が搭載! 手回し充電も
災害時に心配になることのひとつが、iPhoneのバッテリ残量ではないでしょうか。
今ではスマートフォンは連絡手段としてはもちろん、最新の情報を確認するためにも欠かせない存在です。そのため、いざというときに使えないのは不安を感じてしまいますよね。
なんとこの製品には、iPhoneへ給電できるモバイルバッテリ機能も備わっており、非常時にも心強い存在になります。大容量4000mAhバッテリが搭載されています。
さらに、外部電源が確保しにくい状況でも手回しで発電できるため、最低限の電力を自分の手で確保できる安心感があります。
手回し発電を行う場合、ハンドルが格納されているためこれをぐるぐると回せば発電・充電できました。

約5分間回せば、スマートフォンの連続待受では2.7時間、通話であれば10分ほど使用できます。実際に試してみたところ、持ち手がしっかりしているおかげで回しやすかったです。日常的に長時間回すのはさすがに疲れますが、「必要なときに自力で発電できる」という安心感はとても大きいです。

懐中電灯にもなる! 日常使いも任せて
災害時には欠かせない、懐中電灯機能も搭載されています。「ランプボタン」を長押しすることで、製品上部のライトがついて懐中電灯として持ち歩くことができます。

一方で一度ボタンを押すと、製品下部が光ります。やわらかく広がる光なので、ナイトライトや間接照明としても心地よく使えました。

多機能な製品にありがちなこととして、結局使わなくなり、気づけば棚の奥で埃をかぶってしまう…というケースは少なくありません。
しかし、この製品はスピーカとしての使い勝手がとてもよく、試しているうちに日常的に使うようになりました。音楽を流したり、ちょっとした動画を観る際にも気軽に使えるので、災害時だけでなく「多機能だけど普段も出番がある」タイプのアイテムでしょう。
もちろん、懐中電灯としても使えるため、日常だけでなく、もしもの場面でも頼りになる存在です。多機能スピーカ選びで迷っている人がいたら、真っ先におすすめしたくなるような1台でした。
著者プロフィール
大竹望未
『Mac Fan』編集部所属。2001年生まれ。2024年に編集部に入りました。趣味は旅行、音楽を聴くこと。便利でおもしろいガジェット、iPhoneのTipsを日々探しています!




