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スマートリングに“デザインで選ぶ楽しさ”を。「Re・De Ring」レビュー。シンプルさと細やかさを両立した、専用アプリの使い勝手もステキ!

著者: 関口大起

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スマートリングに“デザインで選ぶ楽しさ”を。「Re・De Ring」レビュー。シンプルさと細やかさを両立した、専用アプリの使い勝手もステキ!

スマートリング「Re・De Ring」をレビューする。

筆者の体型と逆行して、世の中は“スマート化”が進む。

たとえばApple Watchに代表されるスマートウォッチは、もはや一般化したと言っていいだろう。また、スマホとの連係機能を備えたスマート家電も非常に多い。仮に家電自体が“スマート化”していなくとも、それが赤外線リモコンで操作できる機器なら、スマートリモコンを用意すればスマホによるコントロールが可能だ。

当然、スマート化することでそれらは利便性を増す。しかし、筆者はアナログの腕時計が好きなため、スマートウォッチに手首を明け渡すことができないでいる。ただ、ヘルスケアデータの取得や睡眠トラッキングはしたい…! そこで使っているのがスマートリングだ。

これまでSOXAI RING 1Amazfit Helio Ringなどを試してきた。いずれもレビュー記事を書いているので、上記の製品名に埋め込んだリンクからご覧いただきたい。ちなみに、Helio Ringは現在も愛用中だ。

そして今回、蔦屋家電+で展示中の「Re・De Ring」を試す機会を得た。本記事では、その使い勝手をレビューしていこう。

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蔦屋家電+マネージャ・信太秀斗さんもRe・De Ringのユーザだ。そのデザイン性に注目する来店者は多く、女性からの引き合いも強いとか。そして何より、指輪型という手軽さが好評だという。

Re・De Ringは特徴的なツートンデザイン。3色のカラバリから、アクセ感覚で選んでみよう

他人からは“アクセサリ”として見られるスマートリングは、デザイン面も重要だ。ところが、同ジャンルの製品は極めてシンプルなものが多い。素材感やカラーリングで個性を見せるものもあるが、装飾はないものがほとんどだ。

その点、Re・De Ringは特徴的なツートンのデザインを採用している。カラーも3色展開。これにより、競合製品と強力な差別化がされていると思う。

Re・De Ringの特徴的なツートンデザイン。写真左から、アイアンブラック、ベージュゴールド、サテンシルバー。

Re・De Ringは、購入するとまずサイジングキットが送られてくる。ラインアップは、USサイズで6、7、8、9、10、11、12、13の8種類だ。

サイジングキットは、プラスチック製の黒いリング。

筆者がこれまで試してきたスマートリングと比べると、やや内側の出っ張り(センサ)が大きい。装着時に異物感があるほどではないが、サイジングには影響するので気をつけよう。サイズの見極めは慎重に行いたい。

内側の出っ張りがセンサ。指の腹(拳を握ったときの内側)にこの出っ張りが触れるよう装着する。

4つの高感度センサを搭載。Re・De Ringをつければ、睡眠もアクティビティも楽々トラッキング

Re・De Ringは、リングの内側(指に触れる部分)に高感度センサを備えている。センサの種類は、「皮膚温度センサ」「血中酸素センサ」「光学式心拍センサ」「3D加速度センサ」の4つ。

それらの働きにより、睡眠時間や睡眠中の酸素レベル、呼吸数、心拍などを取得。いわゆる睡眠トラッカとして活躍する。また、歩数や呼吸数・ 消費カロリー・心拍数・血中酸素濃度・皮膚温度などの取得も行うため、日常生活におけるヘルスケアデータの記録も可能だ。

こういったデータは継続的に取得、蓄積していくことが重要だが、その点、指輪型のメリットは大きい。たとえばスマートウォッチを使って寝ようとしたが、手首の異物感が気になって…という人はいるだろう。また、デスクワーク中は腕時計を外したい、という人もいるはずだ。

筆者としては、“子どもの寝かしつけの邪魔にならない”というのもグッドポイントである。

まず、スマートウォッチのように不意な通知で点灯することはない。Apple Watchであれば、シアターモードを使えばある程度解決するかもしれないが、それはさておこう。

また、子どもが“手首に巻かれた電子機器”を見つけ、寝るどころか「貸して!」と騒ぎだすこともない。なるべく素早くスマートに寝かしつけ、翌日も元気いっぱい遊ばせるのが父親の仕事だ。そこに発生するノイズはできるだけ排除したい。

専用アプリ「Re・De Ring」。“今の自分”が可視化される、シンプルなシステムが使いやすい

Re・De Ringは、専用アプリ「Re・De Ring – 次世代スマートリング」と組み合わせて活用する。他社製のスマートリング用アプリと比較すると、表示がシンプルでわかりやすい印象だ。

[私の調子]タブを開けば、その日の[運動][今の調子][睡眠][コンディション][モチベーション]の概要を把握できる。この、“概要を把握できる”というのは非常に重要なポイントだと思う。

[私の調子]タブを開くと、日付ごとのデータにアクセスできる。表示されるのは[運動][今の調子][睡眠][コンディション][モチベーション]の5項目。
項目をタップすると、詳細情報にアクセスできる。たとえば[睡眠]では、時間だけでなく、眠りの深さや呼吸数、心拍数なども閲覧可能だ。
興味深いのは[コンディション]や[モチベーション]といった、概念的な数値。今の“自分の状態”を、大まかにだが把握できるのは面白い。なおこれらの数字は、睡眠や運動のデータをもとに算出されているようだ。

“溜めっぱなし”が調度いい。Re・De Ringを毎日つけて、データを蓄積していこう

私を含め多くの人は、おそらく、毎日ヘルスケアデータと睨めっこするほど暇ではない。起床してアプリを起ち上げ、あるいは寝る前にアプリを起ち上げ、多くて1日に1度、ざっくりデータを眺められればいいほうではなかろうか。

ただ指につけっぱなしにしておき、気が向いたらアプリを開く。そんな運用がヘルスケアデバイスの理想だと思う。万が一、体に不調を覚えたとき、振り返るデータが溜まっていることが重要なのだ。

とはいえ、細かなデータにアクセスできないわけではない。[記録]タブには30近い項目が並び、それをクリックすれば各項目のデータがグラフ化される。いずれも余計な文字情報がないため、個人的には非常にみやすく感じた。

[記録]タブ。Re・De Ringで取得できるすべてのデータは、ここからアクセスできる。
[就寝時間]をタップした画面。蓄積したデータがグラフ化される。

逆に、競合製品の専用アプリには、とにかく情報が詰め込まれているものもある。そのあたりは、ユーザの好みによって相性が変わりそうだ。

スマートリング機能性は“ほぼ横並び”。それなら、デザインやアプリの使いやすさで選びたい

繰り返しになるが、現在、さまざまなメーカーがスマートリングをリリースしている。Re・De Ringに近しい3万円前後のモデルであれば、基本的に取得できるデータも横並びだ。

では、どうやって選ぶのか。そこで重要になのがデザインと、アプリの使いやすさである。

個人的にはサテンシルバーが推し。洗練された雰囲気がよい。

その点、Re・De Ringは同ジャンル内でも目立つ存在だと思う。特徴的なツートンのデザインにビビッときたら、それはマッチングしたことの合図。またアプリのUIに親しみを覚えたならば、それは買いの合図だ。

製品が気になる方は、二子玉川 蔦屋家電に足を運んではいかがだろうか。同店内の蔦屋家電+にて、6月11日まで展示されている。

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蔦屋家電+(プラス)
住所:東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C. テラスマーケット 二子玉川 蔦屋家電 1階
営業時間:10:00~20:00
ホームページはコチラ
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著者プロフィール

関口大起

関口大起

『Mac Fan』副編集長。腕時計の卸売営業や電子コミック制作のお仕事を経て、雑誌編集の世界にやってきました。好きなApple Storeは丸の内。Xアカウント:@t_sekiguchi_

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