ロサンゼルスのApple Music Studioで、ゼイン・ロウと藤井 風が対談を行った。
直前にコーチェラ・フェスティバルのMojaveテントに出演し、大きな注目を集めた藤井。本インタビューでは、その体験を起点に、初の全曲英語で制作されたアルバム『Prema』の制作背景や音楽観、そしてパフォーマーとしての内面性について語り合っている。

藤井 風が語る、フェスの価値。観客たちと感覚とフィーリングでつながる体験
コーチェラでのパフォーマンスについて藤井 風は、観客やバンド、スタッフへの強い感謝を示しながら振り返った。
フェスティバルは既存のファンに向けた延長線上の場ではなく、自分の音楽を初めて体験する人と出会える貴重な場所だという。大勢の前に立ちながらも、彼が感じているのは「群衆」ではなく、一人ひとりとの親密なコミュニケーション。
言葉を超え、感覚やフィーリングでつながるようなステージ体験は、規模の大小に関わらず一貫している。内向的な性格でありながら、人前で演奏することについては「理由は分からないまま、流れに身を委ねている」と話す。その在り方そのものが藤井 風のライブの説得力につながっている。

英語アルバム『Prema』。トレンドを追わず、自分が本当に聞きたい音楽を追求
『Prema』は藤井 風にとってはじめて全曲英語で制作されたアルバムであり、長年の夢が形になった作品だ。制作にあたって彼が選んだのは、時代性やモダンさに合わせることよりも、「自分が本当に聴きたい音楽」を追求する姿勢だった。
1980年代のビッグプロダクション、夏の高揚感、ノスタルジックなムードといった要素を正面から取り込み、ソウルフルで物語性のあるサウンドを目指したという。
Jam & Lewisに代表されるR&Bの精神性も重要な参照点となっており、感情に訴えかけながらもキャッチーで革新的な音楽への志向が色濃く反映されている。また、制作は決して一人で完結させるものではなく、信頼できるコラボレーターと感覚を共有することで成立している点も印象的だ。

Apple Musicとは? 藤井 風とゼイン・ロウの対談を聞く方法
Apple Musicは、Appleが提供する定額制の音楽ストリーミングサービス。1億曲以上の楽曲を広告なしで自由に再生でき、ダウンロードによるオフライン再生にも対応している。
空間オーディオやロスレス音源など高音質再生を追加料金なしで楽しめるほか、アーティストによるインタビューや独占コンテンツ、ラジオ番組なども特徴のひとつだ。iPhoneやMacをはじめ、Apple製品との親和性が高い点も支持されている。
料金は日本では、個人プランが月額1080円。学生プランが月額580円。最大6人まで利用できるファミリープランが月額1680円。いずれのプランも機能差はなく、利用人数や条件によって選択できる。執筆時点(2026年4月18日)では、個人プランに新規登録すると3カ月無料で利用可能だ。通常時も1カ月無料で体験することができるため、まずは試してみるのもおすすめだ。
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