楽器が弾けなくても、音楽理論がわからなくても、メロディが簡単に作れちゃう！ 「プラグイン」でイメージをそのまま曲にしよう／宮本佳林のDTMでは研修生【第6回】

プラグインなどの音楽制作用とDJ用のソフトウェアに加え、それを操作するための専用ハードウェアも開発しています。宮本さんは、DTMでプラグインを使っていますか？

最近のDAWには音源やエフェクトが付属しているので、それだけでも十分音楽は作れるんです。でも、もっといい作品を作りたいと思ったら、プラグインが必要です。僕はよく料理に例えるんですが、基本の食材と包丁、フライパンだけあれば簡単な料理は作れる。でも、レストランのような本格的な料理を作ろうとしたら、それだけでは足りません。プラグインは高級食材や専門的な調理器具みたいなもの。しかも、調理方法までついてきます。

弊社のプラグインソフトには、スケール機能やコード機能がついていて、楽器が弾けなくてもメロディ、フレーズを簡単に作れるんです。スケールやコードを設定して、キーを押すとモチーフが流れる。それを組み合わせていくだけで、音楽理論の破綻なく曲が作れます。

それでは、弊社の音源＆エフェクトプラグイン集「KOMPLETE13」を、「MASCHINE MK3」というハードウェアを使って鳴らしてみましょう。たとえばピアノの音を選び、ジャズのコードを設定してみると…。

アルペジオも、ボタン1つで演奏できます。

Native Instrumentsの主要な音源とエフェクトなど92製品をまとめたバンドルで、3万6000以上のサウンドが入っています。

以前はそれが悩みでした（笑）。でも今は、楽器の種類やジャンルで音源を表示し、簡単に試聴できるようになりました。

PCの画面とにらめっこしていると、音楽を作っている感覚が薄れちゃいますよね。その点、弊社の「MASCHINE」などのハードウェアは楽器を演奏する感覚で曲が作れるんですよ。

生演奏にも良さがあると思いますが、プラグイン版はその楽器が演奏できなくても、プロのベストの演奏を鳴らせるのが最大のメリットです。

2000以上のサウンド、多数の音源とエフェクトが収録された無償版「KOMPLETE START」もあるので、ぜひ一度試してみてください。