自由なカスタマイズが魅力! 多忙な毎日をしっかり管理しよう
私は紙の手帳とグーグル・カレンダーを併用しています。紙とデジタル手帳には一長一短があるのです。ですから、デジアナ併用派としていいとこ取りしてスケジュールを管理してます。
紙のメリットは、色分けが簡単なところです。ペンを持ち変えるだけ。グーグル・カレンダーの場合、「マイカレンダー」で別のカレンダーとして登録すれば色分けできますが、ペンを持ち変えるほどの気楽さで設定するには、多少の慣れが必要です。
iPhoneの標準カレンダーアプリをグーグル・カレンダーと同期しても色分けは無視されます。そこで、他のカレンダーアプリが活躍するわけです。私のイチオシは「カレングー(Calengoo)」というアプリです。
これをオススメする理由は、iPhoneで唯一月間カレンダーが見やすいアプリだから。iPhoneの画面で月間カレンダーを見ると、いくら画面が高解像度になったからといっても見にくいものなのですが、カレングーはピンチイン/アウトで拡大/縮小ができるのです。カレンダーアプリでこの操作ができるのは、私の知る限り、カレングーだけ。
さらに、デジタルならではのメリットが、スケジュールの移動です。アポが変更になった場合、にゅるっと動かすだけで変更できるので便利です。そのうえコピーも簡単。同じ商談を2週間後にもう1度ということになれば、その場ですぐに追加登録できます。
設定も細かくカスタマイズできるので、カレンダーが月曜日始まりなのか日曜始まりなのかも自由に変更できます。日本語非対応のアプリですが、日本の祭日も簡単に設定できます。さらに、私は過去の予定より未来の予定を見たいので、設定で過去のイベントは薄く表示して視認性を上げています。
また、私の場合、紙の手帳ではメインの会議、講演、取材などのイベントのみを記入しておき、グーグル・カレンダーには移動やホテルのチェックインの時間なども詳しく記入しています。ですから、詳細が確認しやすいように、マンスリービューからダブルタップをするとデイビューに移動できるように設定しています。とにかく自由にカスタマイズできるのです。
もちろん、カスタマイズしなくても使いやすいのですが、使い込んでいるうちに「もっとこうしたい!」という願望が出てきます。それに答えてくれるのが、このカレングーなのです。
カレンダーの同期とスケジュールの色分け
? 初回起動時に、同期するカレンダーをグーグル・カレンダーかiOS/アイクラウドのどちらか選択できます。グーグル・カレンダーを選択した場合は、グーグルアカウントを入力すれば内容が同期されます。
? 多少面倒ですが、グーグル・カレンダーであらかじめ色分けをしておくと、視認性が確実に上がります。私の場合、「移動・待機」というカレンダーは黒にして、他の予定と分けています。
? 移動の予定を組むときは、乗り換えアプリを使って調べた内容を、詳細欄にコピペしておくとよいでしょう。検索したあと、登録まで作業しておけば2度調べる手間が省けます。
マンスリービューとデイビュー
? カレングーでは画面を拡大/縮小できるので非常に便利。ピンチイン/アウトができるカレンダーは予定が俯瞰できて見やすいですね。
【ここがイイね!】拡大・縮小で予定を確認!
? 明日以降の予定もスクロールでズルズルと表示できますから、サッと見るには便利です。今日に戻りたいときは、左下の[Today]をタップしましょう。
? 1週間単位で一覧したい人向けにウィークリービューも用意されていますが、私は正直なところ使っていません…。
カスタマイズとiPad版
? 曜日のスタート、ダブルタップの切り替え先など、自分が使いやすいように細かくカスタマイズができます。
? ユニバーサルアプリなので、iPadでも使えます。iPadでも画面を拡大できますが、それよりも予定がドラッグ&ドロップで移動、複製できるのがとても便利です。
美崎栄一郎
『iPhoneバカ』『iPadバカ』などの著者。札幌から福岡までアップルストア全店舗、ソフトバンク本社などでも講演したiPhone大好き人間。『「結果を出す人」は、エクセルをどう乗りこなしているのか?』(学研パブリッシング)が発売されました。【URL】http://www.facebook.com/a16misaki