オンライン地図サービス
マップ
【発売】アップル
【OS】OS X 10.11
【価格】OS Xに標準付属
眺めるだけでも楽しいマップの歩き方
友だちとの待ち合わせや、クライアントとの打ち合わせ、この時期なら歓送迎会など、第三者と場所の情報を共有する機会は少なくありません。私はといえば、そうした日常はもちろん、初めて訪れる旅先でも、インターネットがなかった頃はどうしていたんだろうと思うほど、日々地図アプリを利用しています。
OS X標準ソフトの「マップ」は、iOSの「マップ」アプリと連動できるため、事前に場所を確認するときはMac、外出先で実際に目指す場所を探す場合はiPhoneといった使い分けができて便利。また、メッセージやメールでほかのユーザとの場所の共有も簡単に行えます。共有する相手がMacやiOSデバイスを使っていない場合でも、送信したリンクの場所をグーグルマップで開けるので安心です。
「場所の検索や共有ならほかのオンライン地図サービスでもできる」との指摘はごもっとも。そこで、マップならではの機能「フライオーバー(Flyover)ツアー」も紹介します。このツアーは、上空から3D表示の観光スポットを巡るヴァーチャルツアーで、同機能に対応する世界の主要都市から好きな場所を選んでツアーを楽しめます。旅行は好きだけど行く時間がない。そんなときは、数分間の遊覧飛行なんてどうですか? 眺めるだけでも楽しめるソフトなんて、なかなかありません。
まだまだ進化の途上ではありますが、使いこんで慣れると愛着も湧いてくる、マップはそんなソフトです。
マップを使いこなそう!
【実践1】目的地を探して経路も検索してみよう
まずは地図ソフトの本分、場所を検索します。マップに限らず、地図ソフトで場所を探すコツは、まず地名で場所を呼び出し、そのあとで「図書館」「イタリアンレストラン」などのキーワードで検索。これが基本です。もちろん、あらかじめ住所や施設名がわかっている場合は、ピンポイントで特定できます。また、経路検索もあわせて解説します。
【実践2】複数のデバイスや他の人と場所を共有しよう
地図上に探し出した場所は、iPhoneなどのiOS搭載デバイスに送ることができます。また友だちとの場所の共有も可能。メールやメッセージなどが利用できます。
【実践3】いろいろな表示で地図を楽しんでみよう
場所を探す際には2D、周辺の様子を見るなら航空写真、また移動をシミュレートする場合は3Dなど、目的に合わせて表示の切り替えができます。ユニークなヴァーチャルツアー機能のフライオーバーツアーも必見です。
マップのインターフェイスを見てみよう
マップでは、ウインドウ上部の検索フィールドにキーワードを入力したり、ボタンを使って表示を切り替えたりといった操作が基本です。また、画面をドラッグして地図を動かすなど、直感的に操作できるインターフェイスとなっています。
オンライン地図サービス
Macにマップが付属するようになる前から、インターネットではグーグルやヤフー、MapFanなどの地図サービスが広く普及していました。そうしたサービスには一日の長があり、国内向けの交通機関を使った経路検索機能も兼ね備えています。また、WEBベースのサービスのため、プラットフォームを問わずWEBブラウザからアクセスできるなどフレキシブルに利用したい人にとっては、魅力的な選択肢といえるでしょう。使いたい機能やデザインの好み、連携するデバイスの種類など、自分の使用環境に合った最適な地図サービスを見つけたいものですね。
以前のiOSの標準地図がこの「グーグルマップ」。使い慣れている人も多いでしょう。自分だけの地図が作れる「マイマップ」も便利です。
「Yahoo!地図」は、通常の場所検索のほかに経路検索にも対応しています。また、地図上で雨雲の様子を確認できるユニークな機能も用意。
【現在地】
マップでは、現在地を起点に場所や移動ルートの検索を行います。マップで現在地の情報を有効にするには、[システム環境設定]→[セキュリティとプライバシー]→[プライバシー]を開き、[位置情報サービス]でマップ.appを有効にします。
【表示オプション】
場所の名称などのラベルの文字サイズの変更や、距離の目盛りの表示のオン/オフといったオプションの切り替えは、[表示]メニューから行います。