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ガラス管から伝わる、温かな光とクリアなサウンド

著者: 松山茂

ガラス管から伝わる、温かな光とクリアなサウンド

まるでAirMacエクストリームみたいな白いパッケージを開けてみると…そこには透きとおったガラス管のような製品が。スタンドランプのようにも見えますが、実はソニーのスピーカなんです。さっそく大好きなビル・エヴァンス・トリオを再生してみました。

実際聴いてみると、想像していたよりも音の抜けがよく、中低音もしっかりと出ています。有機ガラス管が振動板とウーファエンクロージャ両方の働きをしているそうですね。ムラがなく、360度全方位に音が広がっているのもわかります。

何より音だけでなく、光があるのがいいですねぇ。フィラメント型のLEDが良い雰囲気を醸し出しています。ボリュームや明るさのボタンは底面にありますが、再生中は「SongPal」アプリを使って操作したほうが便利。「SongPal」からはスリープタイマーの設定なども行えます。

高さ303ミリ、重量が約920グラムとテーブルの上に置いておくのにピッタリですが、内蔵バッテリで約4時間連続して使えるので、寝る前にちょっと枕元に持ってきて…なんて使い方もできます。これまで多くのブルートゥーススピーカを見てきましたが、久々に心奪われちゃいましたね。

ただ1つ残念なのは、付属のACアダプタ。これがノートPCによく使われている樹脂製の黒い長方形のアダプタと同じデザインで、ちょいダサなんですよ。常時つなげておく必要はないんですが、せっかくパッケージにまで気を配ったのだから、プロダクトデザインとしてのトータル感が欲しかった…。別売りでもいいから本体デザインに合わせたACアダプタを作ってください!

トップのパッシブラジエータから低域、ガラス管のトゥイータでは高域、下部のウーファから中域を再生しています。2台をブルートゥースで接続すればステレオ再生も可能です。

下向きに搭載してあるのが小型50ミリウーファです。音が全方向に広がるので、部屋のどこにいても同じように音が聴こえるのがいいですね!

ステレオミニジャックのオーディオ入力端子も備えているので、ブルートゥースが使えないデバイスでも再生可能です。

ペアリングボタンやボリューム、LEDランプの明るさの調整ボタンは底面に用意されていますが、「SongPal」アプリを使って操作することも可能です。

グラスサウンドスピーカー LSPX-S1

【発売】ソニー

【価格】オープンプライス

【実売価格】7万5000円前後

【URL】http://www.sony.jp/active-speaker/