【最適かい1】内容を確認してから削除
キャッシュなどの不要なファイルを一掃しよう
まずは、Mac内のいらないファイルを消去してさっぱりしましょう。ライトクリーナーが見つけ出してくれるファイルは、大きく分けて2種類あります。1つは、システムやソフトウェアが生成するログやキャッシュファイル。もう1つは容量が大きいファイルです。放っておくといつの間にか大きくなってしまうのがキャッシュ。キャッシュは、よく利用するデータをパソコン上に一時的に保存して、再度必要になったときにデータを素早く読み書きする仕組みです。なお、キャッシュは日々生成されるので、定期的に消去するといいでしょう。Macの不具合の解消につながることもあります。
一方、容量が大きいファイルについては、初期設定で1つのファイルが100MBを超えるものと定義されています。ただし、容量だけでフィルタリングすると、ムービーや圧縮したバックアップファイルなど必要なファイルが削除候補に上がることがあるので、削除する前に内容をよく確認しましょう。なお、ファイルサイズは自分で変更できます。
(1)メニューバーにあるライトクリーナーのアイコンをクリックし、[ホームディレクトリを確認]を選択して自分のホームフォルダを指定します。この操作は初回起動時にだけ行います。
(2)ホームフォルダの設定後、再びライトクリーナーのウインドウを開き、[ディスク]のエリアを見ると、ホームフォルダをスキャンした結果が表示されます。ここでは[ディープクリーン]をクリックします。
(3)別ウインドウが開いたら、不要ファイルの内容を確認します。消去したくないファイルがある場合は、右側のチェックボックスからチェックを外してから[クリーンアップ]をクリックします。
(4)クリーンアップが終了しました。なお、ウインドウの左側にある[大きなファイル]をクリックすると、指定したサイズ以上の容量のファイルを検出することができます。
「アクティビティモニタ」でメモリの使用状況を見る
メモリなどの使用量の確認は、実はOS Xに搭載されている標準ソフトでも可能です。そのソフトとは、「アクティビティモニタ」。Macの動きが重いと感じたら、まずはアクティビティモニタでCPUやメモリを大量に使っているソフトを探し、ソフトを終了してメモリを解放するなどの対策を講じるのもいいでしょう。電力を消費しているソフトなども確認できます。
アクティビティモニタは、システムやソフトウェアの動作状況を確認できるソフトです。OS Xに標準で搭載されていますので、こちらも活用してみましょう。
【最適かい2】使用状況を簡単にチェック
メモリ解放でMacをサクサク動かそう
メニューバーから開くライトクリーナーのウインドウには、いの一番に「メモリ」の使用量が表示されています。OS Xは、Mac上で動作するソフトのメモリ割当をしっかり管理しているので、たとえ「メモリ使用量99%」と表示された場合でも、いきなり終了するようなことはありません。とはいえ、Macはサクサク使いたいですよね。そんなときは、「最適化」をクリックして非アクティブなメモリを解放しましょう。ときには手動で、使っていないソフトウェアを終了するのも有効です。
(1)ライトクリーナーのウインドウを開いて、メモリ使用量を確認します。表示方法には、パーセンテージとGBの2とおりが用意されています。
(2)ウインドウの[メモリ使用量]の右にある[i]のアイコンをクリック。すると、使用しているメモリの詳細を確認できます。
(3)[最適化]をクリックすると、自動的に未使用のメモリが解放されます。[メモリ使用量]の数値が低くなったのが確認できます。
【最適かい3】同一ファイルを削除
意外に見つかる重複ファイル
1つの書類を別の場所にも保存していたり、同じファイルを何度もダウンロードしていたり、気づかないうちに重複ファイルが作成されていることってありませんか? そうしたファイルを探し出して消去する[重複ファイルスキャン]を試してみましょう。ライトクリーナーでは内容を確認できるので、重要なファイルや自動保存された書類をうっかり消去なんてことはありません。
重複ファイルスキャンをスタートさせると、アニメーションによる検索中の画面が表示されます。ストレージの容量によっては、時間がかかる場合もあります。
スキャンを実行すると、別ウインドウに結果が表示されます。画面左側で任意のファイル名を選択すると、右側に同じ名前のファイルがリストアップされます。上段にはリストで選択したファイルがプレビューされるので、1つずつファイルの内容を確認して不要なものにチェックを入れて[削除]をクリックします。
【アクティビティモニタ】
アクティビティモニタは、[アプリケーション]→[ユーティリティ]フォルダに格納されています。また、ランチパッドの[その他]フォルダからクリックで起動することもできます。
【メモリの解放】
OS X 10.9以降は圧縮メモリ機能が搭載されたため、システム以外のプロセスがメモリを解放しようとすると、問題が起こる可能性があります。ただし、編集部で30日間ほどライトクリーナーを継続使用した結果、不具合は確認されておりません。