ソフトを追加してMacライフを豊かにする
OS Xにはサファリやメール、カレンダーなどの標準ソフトがインストールされています。そのため、Macを購入すると、さまざまな機能をすぐに楽しめます。
しかし、これらのソフト以外にもMacをより便利にするための追加ソフト(アプリケーション)は多数存在しますので、ぜひ活用してみましょう。基本的にMac用のソフトは「Macアップストア」から購入して、自分のMacにインストールします。インターネットから直接ダウンロードする種類のソフトなどもありますが、アップルの審査を経たMacアップストアのソフトのほうが安全に利用できます。ソフトをダウンロードするには、クレジットカードで決済を行うか、プリペイド方式のiTunesカードで額面をソフト購入用のアップルIDに登録する必要があります。
購入後にダウンロードしたソフトは、そのまま[アプリケーション]フォルダにインストールされます。ダウンロードソフトの場合は別の場所に保存されることがありますが、これらも同じ[アプリケーション]フォルダに移動しておきましょう。専用のインストーラが用意されていることもあります。
インストールしたソフトは「ランチパッド(Launchpad)」画面で整理したり、よく使うソフトをドックに登録するなどして、必要なときに起動して呼び出せるようになります。今回は、Macソフトの購入からインストール後の整理、アンインストールや再ダウンロードなど追加ソフトの管理方法全般を解説します。
Mac用ソフトを購入するには
Mac用ソフトの入手経路は大きく分けてMacアップストア、パッケージ、ダウンロードの3種類があります。基本的にはアップルによる審査が行われているMacアップストアから購入してダウンロードするのがおすすめです。それ以外にも、WEBブラウザでサービスを利用するWEBアプリもあります。
Macアップストアからの購入方法
Mac用の追加ソフトをインストールするには、ドックの「App Store」アイコンをクリックし、Macアップストアに移動します。有料でも無料でも購入には決済手段と紐付いたアップルIDとパスワードが必要です。
購入したソフトを開く
ドックにあるランチパッドをクリックすると、専用の画面に切り替わります。標準ソフトのほか、Macアップストアから購入したソフトのアイコンなどが並んでいます。このアイコンをクリックするとソフトが起動します。
【基礎】トリあえず知っておきたい
OS Xのソフト管理で何ができるのかを確認しましょう。意外と知らないことがあるかも?
ランチパッドでの管理
【1】ソフトの表示と検索
ランチパッドに登録するソフトが増えると、複数のページが自動的に作成されます。画面中央下の白いボタンをクリックすることで次のページに移動。トラックパッドでは、2本指で左右にスワイプして移動することも可能です。
画面中央上にある検索欄に文字を入力すると、ソフト名で絞り込まれて表示されます。
【2】ソフトの並び替え
ランチパッドに登録されたソフトは、ドラッグ&ドロップで任意の場所に移動させることで、並び順を変更できます。また、画面の端までドラックすれば次のページにソフトを移動できます。
【3】フォルダ作成
ランチパッドでアイコンをドラッグして、別のアイコンに重ねると新規にフォルダが作成されます。このフォルダにはドラッグ&ドロップで複数のソフトを収納できます。
フォルダ名はMacアップストア内のカテゴリを参考に自動で作成されますが、クリックすれば自由に名称を変更できます。
【4】ドックに追加
よく使うソフトは、起動中にドックに表示されたアイコンを副ボタンクリックしてメニューを表示し、[オプション]→[Dockに追加]すると、ソフト終了後もドックに残ったままになります。
ランチパッド以外でのソフト起動
【1】ドックのアイコンをクリック
ドックに登録したソフトを起動するには、アイコンを1度クリックするだけなので簡単です。起動中のソフトのアイコンの下には黒い丸マークが付きます。
【2】スポットライトで検索
スポットライトは、ソフト名を入力することで直接起動する「アプリランチャ」の機能を備えています。メニューバーの右端にある[スポットライト]アイコンをクリックして検索しましょう。ソフトの頭文字を数文字入力すれば、ソフトの候補が現れますので[リターン]キーを押せば起動します。
【3】[アプリケーション]フォルダ
ファインダメニューの[移動]→[アプリケーション]を選ぶか、サイドバーの[よく使う項目]から[アプリケーション]を選ぶと、インストール済みのソフトが収納される[アプリケーション]フォルダが開きます。ここからソフトをダブルクリックしても起動します。
ソフトのアップデート
【1】[アップデート]タブ
インストール済みのソフトにアップデートがあると、通知バナーが表示されてドックの「App Store」アイコンにアップデートの数がバッジで表示されます。Macアップストアの[アップデート]タブから、最新の状態にアップデートできます。
【2】アップデート設定変更
システム環境設定の[App Store]パネルからアップデートに関する設定を変更できます。[アプリケーションアップデートをインストール]にチェックを入れると、ソフトが自動的に最新の状態に保たれます。
【豆トリセツ】
通知センターのウィジェットソフトもMacアップストアから購入できます。また、システム環境設定パネルやサファリ機能拡張のように独自にダウンロードする「プラグイン」形式のソフトもあります。
【豆トリセツ】
ダウンロードソフトなどMacアップストア以外から入手したソフトの中には、起動時などに最新のアップデートを確認して更新を促すソフトもあります。自動では行われないソフトもありますので、注意が必要です。