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Mac Fan メールマガジン

掲載日:

日本語入力ジャック?

著者: Mac Fan編集部

日本語入力ジャック?

明けましておめでとうございました。

個人的には年末年始に風邪でぶっ倒れて、体調面でいきなり躓いた2010年。

関東でも最近はめっきり寒くなってきましたので、皆さんお気をつけください。

ところで、私は昨年の登場から今まで「グーグル日本語入力」を

使用しています。ある時、同じく使用しているライターさんと

ダベ話をしていたときの話です。

グーグル日本語入力はその変換時にインターネット上で多く使われている

該当単語を検索してくれるので、最近の流行語や芸能人の名前などを

入力する際には非常に便利です。ただ、「インターネット上で使われている」単語とはつまり、全国の不特定多数の人々が綴っている言葉を

参照しているということであり、もしその用法が本当の日本語として

間違っていた場合でもかまわず変換候補に現れるわけです。

例えば「おめい」と打つと最初に出てくるのが「汚名挽回」とか。

これは有名な例ですが、「実は間違っている」日本語の使い方などは

気づかずに使われてしまい、グーグル日本語入力によってそれにさらに

拍車がかかり、しまいにはその言葉が正しいことになるという未来も

ありえるんでしょうか。

そうすると逆に、恣意的に特定の言葉を変換候補に出現させることも

可能ですよね。インターネット上に大多数その言葉が載っていればいいので、超巨大な組織的行動もできないわけじゃない。

たとえば「まっく」と打っただけで「Mac Fanは毎月29日発売!」

という変換候補を出すこともできる…はず。

これはいわゆる日本語入力ジャックの危険性があるのではっ!?

…と、新年早々妄想が駄々漏れているMac Fan編集部の一角なのでした。

今年も宜しくお願いいたします。