株式会社グリーンハウス
パソコン、スマートフォン・タブレット、映像・オーディオ関連、そしてキッチン・ライフスタイル関連製品まで幅広く展開しています。[URL]https://www.green-house.co.jp/
GH-GLCC27WA-BK
[発売]グリーンハウス
[価格]オープンプライス(4万7800円前後)
[URL]https://www.green-house.co.jp/products/gh-glcc27wa/
【私が紹介します】Mac Fan編集部 毛内達大
Apple Watchのおかげで、日々のワークアウト量がどんどん増加中。
多くのMacユーザにとって、「ゲーミングディスプレイ」というジャンルはあまり馴染み深くないかもしれません。私自身もPCのオンラインゲームをしないので、「外付けディスプレイ」を選ぶとき、これまでゲーム向け製品は考慮に入れていなかったのが正直なところです。
ところが、「GH-GLCC27WA-BK」を使ってみてイメージが変わりました。27インチでWQHD(2560×1440ピクセル)という高解像度に加え、最大165Hzという高いリフレッシュレートによって映像がとても滑らかに再生されるのです。フォトモードやムービーモードといった画面モードの切り替えで暗部も精細に表現されるので、映画の視聴なども快適。Apple TVと接続してコンテンツを楽しんだり、MacとUSB-Cでつないで動画編集を行ったりなど、シーンに合わせて快適に利用できます。接続ポートが豊富なため、家庭用ゲーム機やゲーミングPCも接続したいというニーズにも1台で対応できる点は大きなメリットでしょう。ただしHiDPIには非対応なので、Macのメインディスプレイとしての用途にはやや適さない面があるかもしれません。
しかし、それを上回る利点もあります。ゲームなど長時間の利用を想定されている製品のため、ディスプレイの角度を自由自在に変更できる点や、照明を反射しないノングレアのパネルである点などが気に入りました。ちらつきを抑えるフリッカーフリーなどの眼の負担を和らげる今どきの機能もサポートしています。そして、これだけの機能を搭載したゲーミングディスプレイが、税込みの実売価格で4万7800円前後というコストパフォーマンスの高さは注目に値するでしょう。
「GH-GLCC27WA-BK」の“推しポイント”はここだ!
最高165Hzの滑らか映像
リフレッシュレートが最大165Hz、応答速度が2msというレスポンスの良さは、ゲーミングPCはもちろん、家庭用ゲームや動画コンテンツ視聴にも最適です。MacとUSB-Cで接続した場合は、120Hzと144Hzで駆動することが確認できました。
豊富なインターフェイス
HDMI端子が3系統、DisplayPortとUSB-Cを各1つずつ備えます。MacやWindows PC、ゲーム機、Apple TVなどを同時に接続でき、家庭での「センターディスプレイ」としての用途にも適しています。
IGZOパネルで自然な発色
発色の鮮やかさから高級スマートフォンやテレビでも採用されるIGZOパネルを搭載。sRGBの色域を99.9%、Adobe RGBを96.0%カバーします。自然な発色が求められる写真の表示から、HDRによるダイナミックな映像表示まで幅広く対応できます。
メーカー担当者に突撃!グリーンハウスの新製品をもっと詳しく教えて!
【この人に聞きました!】森秀範さん
株式会社グリーンハウス 販売企画室
痒いところに手が届く製品を目指しました
ゲーム市場に勝機
MF●グリーンハウスでは、多くのディスプレイ製品を取り扱っていますよね。
森●はい。ディスプレイの取り扱いは20年以上、現状20種類以上ラインアップしていますが、“ゲーミングディスプレイ”と銘打ったモデルは2年前からです。
MF●ゲーム向けの需要が伸びているのでしょうか?
森●テレワークの普及でビジネス分野におけるディスプレイのニーズが増えましたが、こちらはひと段落した印象です。一方、プライベートでは「おうち時間を充実させたい」といった観点で、ゲーミングディスプレイのニーズが高まっていると見ています。
MF●eスポーツなどの盛り上がりも背景にあるのでしょうか?Macユーザ的にはあまり馴染みがない分野ですが…。
森●それもあります。ただ、「ゲーミング」という枠はやや曖昧な側面があります。私はこれまでゲーミングPC本体の企画の起ち上げやグロースを手掛ける中で、さまざまな市場調査やユーザインタビューをしてきました。今回の「GH-GLCC27WA-BK」には、その調査で拾い上げたユーザの声が多数盛り込まれています。
MF?たしかに、一般的なゲーミングディスプレイよりも、使い勝手や汎用性を意識して開発されていると感じました。
新たな製品コンセプト
MF●どのようなユーザと利用シーンを想定されていますか?
森●開発にあたってeスポーツをしている学生にヒアリングしたところ、6割以上がテレビを持っていないという衝撃的な事実がわかりました。彼らの多くはニュースなどの情報収集にはスマートフォンを利用し、PCではゲームをはじめ、さまざまな作業やネット視聴をしています。ここから閃いたのが、「ホームセンターディスプレイ」という製品コンセプトです。
MF●“ゲーム専用”というわけではなく、家庭内にあるさまざまなコンテンツを集約するためのディスプレイ、ということでしょうか?
森●そのとおりです。たとえば、eスポーツに特化したゲーミングディスプレイとして応答速度などのスペックを追求すると、一般的に「TNパネル」が採用されますが、それでは色味や視野角の面で制約が生じます。そこで、「GH-GLCC27WA-BK」では動きの激しいオンラインFPSゲームが快適に操作できる最高165Hzの表示性能を保ちながらも、さまざまなシーンで美しい発色を提供できるように「IGZOパネル」を採用しました。これならゲーミングPCや家庭用ゲーム機はもちろん、Macにつないだときにも快適に作業できます。
MF●ゲーミング向けとしての高い基本性能を活かしつつ、さまざまなデバイスをつなげて利用できるちょうどよいバランスを目指している製品なのですね。
森●痒いところに手が届き、同時に必要な要素を絞ることで、ゲーミングディスプレイとしてはお手頃な価格設定を実現しました。
MF●5年間の保証がつくのもうれしいですね。
森●家庭で長く安心して使っていただくためには、サポート面の充実が欠かせないと思っています。
ゲーミングスタンドは最大120mmの高さ調整やスイベルやチルト、さらには左右90度の回転に対応し、さまざまな用途に対応し、疲労軽減や作業効率の改善につながります。
スタンドの背面部分にヘッドセットハンガーを装備。オーバーイヤ型のヘッドセットを無駄なく収納できて便利です。元々はゲーム向けの機構ですが、オンライン会議などでヘッドセットを使う人にも役立ちます。
ゲーミング用のディスプレイアーム
「GH-GAMA1-RD」
机の天板にクランプで固定するディスプレイアームは、ディスプレイを設置する際の自由度を高めてくれます。実用的なデザインが多い製品ですが、「GH-GAMA1-RD」はゲーミングを意識した赤い意匠が入っているのが特徴で、プレイ環境の統一感を高めてくれます。ガススプリング式の採用により、27インチの大型ディスプレイでも軽い力で位置を調整できるのも利点で、VESAマウンタを搭載した「GH-GLCC27WA-BK」との相性もバッチリです。
「GH-GAMA1-RD」
縦位置でも使用可能で、ケーブルをスッキリとまとめられるガイドもあって使い勝手も良好なディスプレイアーム。3年保証が付いているので安心です。 [価格]オープンプライス[URL]https://www.green-house.co.jp/products/gh-gama1/