macOS Mojaveの新機能として「ダークモード」があります。以前のHigh Sierraでは、設定でメニューバーとDockのみを暗くできるだけだったのですが、正式なダークモードではソフトのウインドウやアイコンなども含めた全体を暗くできるようになりました。
システム環境設定の[一般]パネル最上部[外観モード]で[ライト][ダーク]の切り替えができます。黒を基調にしたダークモードは眼精疲労の軽減などが見込めるそうですが、どちらを選ぶかは好み次第です。
さて、このダークモードですが、macOSの標準アプリはともかく、サードパーティ製ソフトだと対応が追いついていない場合があります。そうなってしまうくらいなら、以前のとおり、Dockとメニューバーのみ暗いほうがいい、という方もいるでしょう。
「ターミナル」ソフトでの操作が必要ですが、Mojaveでも従来同様の見た目にすることは可能です。まずはいったん、外観モードを[ライト]に切り替えたうえで、以下のコマンドをターミナルで実行します。
defaults write -g NSRequiresAquaSystemAppearance -bool Yes
その後、いったんログアウトして再度ログインしたうえで、外観モードを[ダーク]にしてみましょう。
このように、従来通りの見た目で利用できます。よく使うソフトの対応が終わるまでは、こちらで運用してみてもいいのではないでしょうか。
なお、元に戻す場合は以下のコマンドを実行して再度ログインすればOKです。
defaults delete -g NSRequiresAquaSystemAppearance