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iPadを“目だけ”で操作! iPadOS 18でリリースされた「視線トラッキング」の使い方。アクセシビリティ機能を試してみよう!

著者: 松山茂

iPadを“目だけ”で操作! iPadOS 18でリリースされた「視線トラッキング」の使い方。アクセシビリティ機能を試してみよう!

iPadには視覚や聴覚、身体機能などを補助するための「アクセシビリティ」機能が備わっています。

iPadOS 18で追加されたこの機能を使えば、フロントカメラで捉えた視線の動きでポインタを動かしたりタップ操作が行えます。手を触れることなく、iPadを操作できるんです。それでは設定方法と使い方を解説しましょう。

なお、iOS 18でも同様の機能がリリースされています。iPhoneユーザの方はコチラの記事もご確認ください。

「視線トラッキング」を使う方法。「アクセシビリティ」で機能をオンにしよう

❶「設定」を開き、[アクセシビリティ]の[視線トラッキング]をタップします。
❷画面が切り替わったら、一番上にある[視線トラッキング]をタップ。スイッチをオンに切り替えましょう。
❸画面が暗転して「画面上を動く点を目で追ってください」のメッセージが表示されます。共にカウントダウンが始まるので、iPadを安定した場所に置きましょう。顔から30cmぐらいの距離で保ちます。もしくは、目の高さに構えてカウントダウンが終了するのを待ちましょう。
❹画面上に色のついた丸印が現れるので、目で追って視線トラッキングの調整を行います。
❺この時、顔を動かすのではなく視線を動かすのがコツです。
❻視線トラッキングの調整が終わると、「視線トラッキング」の画面に戻ります。すでに視線トラッキングがオンになっているので、画面にはあなたの視線を示す丸いポインタが表示されています。ポインタを項目の上に重ねると、枠線がが表示されます。

「視線トラッキング」でiPadを操作してみよう。うまくいかない場合は“調整”機能も

❶視線を動かさずに同じ場所を見つめていると、操作が行われます。なお、視線トラッキングの最中でもタッチ操作は可能です。
❷ホーム画面に戻りたいときは、画面の右上の隅を見つめたままにしましょう。
❸ポインタの周りに白いゲージが表示されます。見続けてゲージを進めましょう。端まで達するとホーム画面に戻ります。

❶視線がうまくコントロールできないときは、画面の左上の隅を見つめたままにしてみましょう。
❷ポインタの動きが敏感すぎてコントロールしにくいときは、[アクセシビリティ]の[視線トラッキング]の画面にある[滑らかさ]のスライダーで調整可能です。スライダーを右にずらすほど、ポインタの動きはスムースになります。ポインタの動きが滑らかになります。

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著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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