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Macの「FaceTime」がビデオ会議で超使える! 画面共有や背景変更もお手のもの。macOS Sequioaで登場した便利な新機能を使いこなそう

著者: 松山茂

Macの「FaceTime」がビデオ会議で超使える! 画面共有や背景変更もお手のもの。macOS Sequioaで登場した便利な新機能を使いこなそう

Web会議のツールはいろいろありますが、Macユーザなら「FaceTime」がオススメ。macOS Sequoiaでは、画面共有時にプレビュー機能が利用できるなどさらに便利になり、背景素材も追加されました。

TPOに合わせて背景をチェンジ! ボカシも照明変更も、背景合成だって簡単です

❶メニューバーの[FaceTime]アイコン→「FaceTime HDカメラ」から、さまざまな機能が呼び出せます。[ポートレート]で背景をぼかしたり、[スタジオ照明]で照明を変更したり、[背景]から背景を合成するのも思いのまま!
❷背景を設定してみました。合成背景だということはわかるものの、とても自然な印象です。
❸[背景]は写真だけではありません。グラデーションの効いたカラーも用意されています。
❹使えるのは用意された素材だけではありません。[背景]の右端のタブ→[+]→[写真から]をクリックしてみましょう。
❺Macの「写真」ソフトが起動し、ソフト内のファイルを選択できます。
❻選択した写真が、背景に合成されました。クライアントとの打ち合わせ時に、会社のロゴなどを表示する使い方もおすすめです。
❼用意されている写真はさまざま。Appleのイベント動画でおなじみの、Apple Parkの写真も複数ありました。
❽ちなみに、macOS Sequoiaで登場した背景素材は、「Zoom」「Microsoft Teams」「Google Meet」など、FaceTime以外のサードパーティ製ビデオ通話サービスでも利用可能です。

画面共有前にプレビューでチェック! ごちゃついたデスクトップが見られる心配はありません

❶画面共有は、FaceTimeメニューの上図で赤く囲んだアイコンから利用します。まずはクリック。
❷すると、どの画面を共有するかが選択できます。画面右上の[画面全体を共有]にポインタを重ねると、画面全体が薄い青色に覆われます。そして、クリックすれば共有がスタート。このワンクッションがあることで、誤って画面全体を共有するミスが防げます。
❸一方、ウインドウにポインタを重ねるとそのウインドウだけが薄い青色になります。ウインドウ中央にはメニューが表示されるため、[このウインドウを共有]あるいは[すべてのアプリケーションのウインドウを共有]から適したものをクリックしましょう。
❹ソフトをフルスクリーン表示していたり、複数の操作スペースを使っている場合は、画面上部に表示される[すべてのウインドウを表示]ボタンをクリックしてください。
❺画面上部に操作スペースが表示されます。対象をクリックして共有しましょう。

“リアル会議”のような臨場感を演出。「発表者オーバーレイ」でプレゼンしてみよう

❶コチラは画面全体を共有したときの、ビデオ会議相手のディスプレイに表示されている画面。環境によっては、共有した画面しか映らず、話者(つまりあなた)の顔が見えません。しかし、それではプレゼンの熱量は伝わらないものです。そこで、話者の顔を表示させる「発表者オーバーレイ」を使ってみましょう。
❷FaceTimeのメニューから、[発表者オーバーレイ]を起動できます。まずは[小]を選んでみます。
❸共有した画面の下に、顔がワイプ表示されます。
❹[大]だとこんな感じ。画像ではわかりにくいですが、上図は「共有されている側」の画面です。ワイドショーの天気予報士さんのように、共有した画面を背景に話ができます。
❺なお、「発表者オーバーレイ」は画面共有をスタートするときの画面からも起動できます。画面共有と発表者オーバーレイを同時にスタートできれば、よりスマートな印象になるはずです。

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著者プロフィール

松山茂

松山茂

東京の下町・谷中を拠点として日々カメラと猫を愛でながら暮らすフリーライター。MacやiPhone、iPadを初代モデルから使ってきたのが自慢。

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