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Apple Watch Series 10はより大きく・薄く – Ultraは新モデルなし

著者: 笠井美史乃

Apple Watch Series 10はより大きく・薄く – Ultraは新モデルなし

画面がより広く、ケースは薄くなったSeries 10。新たにチタニウムケースが登場した。

米Appleは2024年9月9日(現地時間)、「Apple Watch Series 10」を発表した。当日より予約受付を開始し、9月20日(金)発売。価格はアルミニウムケースが5万9,800円から、チタニウムケースが10万9,800円からとなっている。

「Apple Watch Ultra」の新モデル発表はなく、「Apple Watch Ultra 2」の新色およびエルメスモデルが発表された。「Apple Watch SE」も新モデル発表がなく、現行モデルが継続して取り扱われる。

ディスプレイは大きく、ケースは薄くなった「Apple Watch Series 10」

Apple Watch Series 10はディスプレイサイズが大きくなり、Apple Watch Series 6に比べると最大30%広く、Apple Watch Ultraと比べてもわずかに大きくなっている。

Series 6と比べて画面領域が約30%拡大。

Apple Watch初となる広視野角OLEDディスプレイを搭載し、最大40%明るくなったことで、斜めからでもより表示が見やすい。また、広視野角OLEDディスプレイは電力効率が高いため、常時オンのリフレッシュレートが1秒間に1回となる(現行は1分間に1回)。

手首を上げず、チラ見でも見やすい広視野角OLEDディスプレイ。

一方でケースは薄型化し、Series9より10%薄い厚さ9.7mm。アルミニウムケースでは最大10%軽量化される。

また、ステンレススチールケースがラインアップからなくなり、新たに鏡面仕上げのチタニウムケースが追加される。こちらはステンレススチールケースのSeries 9と比べ、約20%軽量となる。

Series 9より約10%軽量化されたアルミニウムケース。

Series 9より約10%軽量化されたアルミニウムケース。

強度重量比の高いチタニウムケースはステンレスと比べて約20%も軽量化。

強度重量比の高いチタニウムケースはステンレスと比べて約20%も軽量化。

カラーはアルミニウムケースがジェットブラック、ローズゴールド、シルバー。チタニウムケースがナチュラル、ゴールド、スレートグレイとなっている。

ツヤのある仕上げのチタニウムケース。

この他の特徴として、以下のような内容が発表された。

  • 搭載されるチップはS10 SiP
  • 背面にはより高い効率の充電コイルが搭載され、30分で最大80%の高速充電が可能
  • 新たに水温計と水深センサーを内蔵し、水中では自動的に水深アプリが起動して深さや温度を表示する
  • スピーカーも新しく設計し直され、Podcastなどを直接再生できる

「Apple Watch Ultra 2」に新色登場、エルメスモデルも

Apple Watch Ultraについては、新モデルが発表されず、既存の「Apple Watch Ultra 2」に新色とエルメスモデルが追加される内容にとどまった。

新色はサテンのような光沢を持つブラック。傷つきにくく、耐久性が高い仕上げとなっている。また、新種のバンドとして同じ素材の「チタニウムミラネーゼ」が登場。トレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンドの新色も追加される。

Apple Watch Ultra 2は、ナチュラルとブラックの2色展開に。

エルメスとのコラボモデル「Apple Watch Hermes Ultra 2」には、高密度の3Dニット素材のアンメールストラップが付属。独自の文字盤も提供される。

エルメスモデル初のデジタル文字盤「Maritime」を搭載。

Apple Watch Ultra 2の新色とエルメスモデルは、当日より予約受付を開始し、2024年9月20日(金)発売。価格はUltra 2がこれまでと同じ12万8,800円〜。エルメスモデルが220,800円となっている。

記事提供:マイナビニュース
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